
山中漆器の伝統を引き継ぐ石川漆宝堂の漆器は高品質な木地と漆にこだわり、確かな轆轤木挽きと塗りの技術によって作られます。ご紹介する「面取箸 総溜塗」のお箸は下地の色がほんのり浮き出る溜塗仕上げを施した高級感のある一膳。こっくりとした漆の色艶が楽しめる仕上げで、細身のフォルムと繊細な箸先が特徴です。漆のしっとりとした質感が手に吸い付くように馴染み、小さなものもつかみやすく一口目から美味しくいただけます。盛り付けを美しく仕上げるための盛り付け箸として使っても良さそう。サイズは男性用の23.5cmと女性用の21.5cmをご用意しました。夫婦箸としてもおすすめです。
お手入れは特に難しいことはありません。食洗機は使えませんが手洗いをした後、ふきんでしっかりと水気をふき取るだけ。敷居が高いイメージがある漆塗りのアイテムですが、お箸から気軽に取り入れてみるのもいいかもしれません。凛とした雰囲気の箸はおもてなしの場にも似合います。
サイズ(目安) | 23.5cm |
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重量(目安) | 12g |
材質 | 鉄刀木・漆 |
使用区分 | 食洗機 × |
原産国 | 日本(石川県) |
石川漆宝堂について
1947年(昭和22年)、漆器の産地として名高い石川県山中温泉で創業。山中漆器450年の歴史と技術を受け継ぐ職人たちが、すべての工程に真摯に向き合い良質な製品を生み出しています。石川漆宝堂の漆器は決して華美ではなく、ふだんの暮らしに受け入れやすい落ち着いた美しさを備えています。漆器に馴染みの薄い方にも手に取りやすく、良さを知っていただくきっかけになることでしょう。漆は長く使うことで艶や明るさが増し堅くなっていく性質があり、月日と共に剥げてしまった漆は塗り直しをすることで再び輝きを取り戻します。メンテナンスをしながら大切に使いつづけていく、漆器の魅力はそこにあります。
箸について
漆塗りの豊かな表情と細身のスタイルが特徴のお箸です。極細の箸先は繊細な箸さばきが可能で、魚の骨をのぞいたり豆をつかんだり、おそばを召し上がる時にも気持ちよくお使いいただけます。また、美しい盛り付けに欠かせない盛り付け箸としてもどうぞ。漆には抗菌作用があるため、毎日安心してお使いいただけます。所作を美しく見せてくれるお箸は普段づかいからお正月などのハレの日、ちょっとした贈り物として選ばれても。