石井桃子 花小鉢 4寸

呉須の凛とした青色に惹きつけられる器です。モチーフになっているのは可憐な小花。丸みのあるフォルムに絵付けを施すことで、食卓に咲く一輪の花を表現しています。盛りつける料理、使う人によって様々な表情を見せてくれるだけでなく、どんなジャンルの器と並べてもすんなりと仲良くなってくれそうな佇まいを持っています。石井さんの作品はほんの数センチの高台部分にも丁寧に絵付けがされていて、どこから見ても図案の美しさを堪能できる器です。
石井さん曰く、花の中に料理を盛りつけるようなイメージで楽しんでほしいとのこと。花小鉢4寸は約12cmほどの小鉢で、納豆やにんじんとだいこんのなます、まぐろのユッケなどにどうぞ。ぽってりとした柔らかい形はふだんの食事風景がよく似合います。
使いはじめに水洗いをして貫入に水分を吸収させて頂ければ特に難しいお手入れは必要ありません。電子レンジでの温めも可能で、使いつづけるうちに変化する風合いも楽しみのひとつ。手作りのため、模様の入り方、色合い、大きさなどが異なりますがそれぞれがその器の持ち味です。自分だけの一点ものとしてご愛用いただけたらと思います。
サイズ(目安) | φ12.5×H4.5cm |
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重量(目安) | 150g |
材質 | 陶器 |
使用区分 | 電子レンジ ○、食洗機 ×、オーブン × |
原産国 | 日本 |
ご購入前にお読みください
- 手づくりの商品のため、色合いやサイズ、表情、貫入の入り方はひとつひとつ異なります。
- 窯の中の位置によって、色味が異なることがあります。
石井桃子について
愛媛県松山で作陶されている注目の若手作家、石井桃子さん。花唐草や動植物などの文様を呉須の濃淡、線の太さのみで表現し、繊細で丁寧な絵付けながら緊張感を感じさせない柔らかなテイストに仕上げ、日々の食卓に馴染むうつわ作りをされています。地元が砥部焼の産地であり、お父様も昔の焼き物に造詣が深く小紋の柄や繊細な絵付けを見ていくうちに自分でも描けるようになりたいと思い始めたそう。陶芸の道を志し最初に師事したのが砥部焼の第一人者と知られ、白磁染付の唐草文を生みだした工藤省治氏。その後も愛媛県の窯元などで学んだのち2016年に独立。砥部焼は白磁に呉須と呼ばれる薄い藍色の手書きの図案が特徴です。幼いころから目に触れてきた砥部焼の記憶が唯一無二の世界観を紡ぎだしています。