
THEの茶碗の口径は「12cm」、高さは「6cm」。この2:1の比率は茶碗を持ったときに最も手になじむ大きさです。これは昔から自然に生まれた比率らしく、焼き物の産地で作られてきた茶碗はこの12cm(四寸)が多いそう。THEではこの基本の比率を守り、全く同じ形状の茶碗を5つの産地で作りました。土の違い、釉薬の有無、特徴的な仕上げなど、産地それぞれの特長を楽しめるようすべて白色に統一しています。同じ白色だからこそ、産地の個性がはっきりと見て取れ、同じ産地で揃えたり、産地違いで集めたりと、5つの表情を自由に楽しんでいただけます。贈り物にもぜひご用命ください。
日本六古窯の一つである瀬戸焼は「瀬戸物」が陶磁器を指す名詞となるほど広く流通しました。古染土(貫入土)と呼ばれる瀬戸ならではの陶土を用い、 貫入(釉薬のヒビ割れ)が見えやすい透明釉を施しました。ほんのりと青みを帯びた白色の中にあえて活かしたひび割れが美しい模様のように浮かび上がります。
サイズ(目安) | φ12×H6cm |
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容量(目安) | 330ml |
重量(目安) | 202g |
材質 | 陶器 |
使用区分 | 電子レンジ・オーブン・食洗機 使用不可 |
プロキッチンスタッフより
中川政七商店/なかがわまさしちしょうてんについて
享保元年(1716年)に奈良で創業した中川政七商店は、奈良晒の商いを始めたのがはじまりです。 当時から変わらず手績み手織りの麻織物にこだわりを持つブランドで「温故知新」をコンセプトにしています。 世代をこえて伝えたい日本の行事や美しい四季から切り取った古来の伝統色、そして職人たちが長きにわたって継承してきた匠の技を大切にしながら、現代の私たちの生活に根付いた暮らしの道具を提案しています。創業地である奈良にちなんだ商品もたくさんあり、ブランドロゴには鹿が描かれています。グッドデザイン賞を受賞した人気の花ふきんなどは、季節のご挨拶からちょっとしたお礼の品まで贈り物としても喜ばれる一品です。
THEについて
中川政七商店の十三代目社長・中川淳氏と各方面で活躍するデザイナー達とで立ち上げた「THE 株式会社」は、---世の中の定番を新たに生み出し、これからの「THE」をつくっていくこと。世の中の定番と呼ばれるモノの基準値を引き上げていくこと。本当に「THE」と呼べるモノを、生み出していくこと。---をコンセプトにモノづくりをしています。企業とのコラボレーションにも積極的で、アパレルから生活雑貨まで幅広く手掛ける「THE シリーズ」は、デザイン性のみに突出したモノづくりに留まらず、優れた機能性を追求し、そのモノの中に隠れたTHEを深く掘り下げています。
茶碗の黄金比率
貫入の入った器が好きで、少しずつ集めています。はじめて見たときはヒビが入っている器が売ってるのか、と驚きもしましたが、それも今ではいい思い出。今日は朝ごはんにTHEの瀬戸茶碗。茶碗の黄金比率から形が作られているため、とにかくごはんが食べやすい。のっけ丼も具が落ち着いて収まり、食べているときにポロっと落ちないかヒヤヒヤする心配なしです。
北村