おひつの使い始めにすること

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プロキッチン 店長小林です。

おひつの作り手さんが言ってました。
「どんなご飯でも、おひつにご飯を
移したらおいしくなります!」と。
どんなご飯でも・・・と言っていたかは
はっきり覚えていませんが、そんな
感じのことを仰っていました。
私はすでに持っていたので、うんうん
その通りですよね!と大きくうなずいて
聞いていました。

ご飯を美味しくしてくれるおひつは
お手入れ方法を間違わなければ
長くお使いいただける道具。

今日はまず、使い始めにやることを
お伝えしたいと思います。

おひつは木製なので木の香りがするのは当然。

その香りに癒されることもありますが
白米にあまりにも強い香りがついていると
ちょっと嫌だな・・・と思われる人も。

おひつを使い始める前にやること。
山一のページ、同封の紙に記載がございます

1.米の研ぎ汁を桶いっぱいに入れる。
2.そのまま3時間程放置。
3.その後、水洗いして丁寧に水分を拭いて
日陰干しで充分に乾燥させる。

これで、木のアク抜き、匂い抜き完了です。

乾燥させる時は、伏せずに上向きにしておきます。
これは最初聞いた時はびっくりしました。
普通、乾かす時って伏せますもんね。

でも、曲げわっぱもそうですが、木のものは
湿気がこもって黒ズミの原因になってしまうので
上に向けて蒸発させるんですよね。
なので、乾かせる場所を確保するのが
必須ですねー。

すぐに木の香りがなくなるわけでは
ないんですけど、お使いいただくうちに
薄れていきますので大丈夫です。

ただ、この木の香りもご飯をおいしくして
くれるスパイスだと思うので、なくなったら
ちょっと寂しいかも・・・と思うのです。