料理を彩る名脇役!抜き型作りを見学してきました~抜き型ができるまで~

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プロキッチン見目です。

先日、抜き型の製作を見学してきました。
(その様子はブログ【料理を彩る名脇役!抜き型作りを見学してきました~クリスマス新商品~】でご紹介しています)

プロキッチンで扱っている抜き型は、高い技術をもつ職人さんによってひとつひとつ丁寧に作られています。その技術の高さは実際に目にして改めて“凄い”と実感。量産している手軽に購入できる抜き型と違い、人の手で作られた風合いを感じます。
お弁当づくりやお正月のおせち料理に欠かせない抜き型がどのようにできるか、今日は皆さんにご紹介しますね。


最初にロール状になったステンレスの素材から商品に合った厚さを選びます。


抜き型を開いた状態の長さに合わせてカットします。


カットしたものを丸く筒状にします。


ある程度は型で作りますが、細かな修正や柔らかさ出すためペンチを使って仕上げていきます。


左:作業後 右:作業前
左右の違いがわかりますか。
作業後の抜き型は花弁のやわらかさを感じますよね。
機械でできる部分と人の手で仕上げる部分で風合いが全然違います。


形を整えたら研磨し仕上げます。
最後にメッキ液に浸けて出来上がります。
こうしてひとつひとつ丁寧に抜き型は作られています。

見学させていただいた時に一番驚いたのが「寿」の抜き型の作業風景です。


なんと、左側の雲のような形が職人さんの技で右の寿の形になるんです。


少しずつ「寿」の形に縮めていき、絶妙な力加減であっという間に「寿」が完成。
完成のイメージが鮮明に描けているからこそ、細かな部分の作業もスムーズに進んでいきます。

その仕上がりに私が
「すごい!!ここまでできるようになるのに、どれくらいかかるんですか?」
と尋ねると
「まだ十数年だよ」
と謙遜してスタッフの方はおっしゃっていました。

今回の訪問でひとつの抜き型が作られるまでの背景や職人さんの顔を知ることができ、これまで以上に小さな抜き型に愛着を感じました。精巧で美しく気持ちよく型が抜ける爽快さ、ここで作られた抜き型はまさに一生ものです!少しずつ集めるのもまた楽しいですよ。

作り手の温もりを感じる抜き型はラインナップを増やして12/12(火)新発売します。
また、抜き型を使ったお正月特集「いつものアイテムで迎える お正月の朝」は
同日アップ予定です。
楽しみにお待ちください。