お待たせいたしました。徳永遊心窯のうつわを始めます!

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プロキッチンバイヤー 中島です。

ついに、ついに、ついに
徳永遊心さんの作品を
プロキッチンでも
お取り扱いできることになりましたー。

以前から九谷青窯を独立されてから
というお話になっておりまして、
はれて昨年の春に作業場へ
伺うことができました。

新築の素敵な外観の作業場は
ギャラリーも併設されていまして、
まずはそこでご挨拶。

とても気さくで笑顔が素敵な
徳永遊心さん。

「昨日遅くまで飲んでいたんですが、
顔に出ていないですか?」

なんて隠しもせずに、
笑いながらお話してくださいました。

「徳永遊心」といえば、
今代表とされる作品は
「色絵花繋ぎ」でしょうか。

「実は最初のものと今のものでは
花の数がだいぶ違うんですよ。
足りないくらいに描くのが
丁度いい。
料理が盛られて完成するように、
少し足りないくらいに
描くようにしているんですよ。」

やっぱり。
何となく印象が変わったなと
私も感じていたんですよね。

以前のものより
落ち着いたというか
優しい印象になったなと
感じていました。

うつわが主役ではなく、
あくまでも料理が主役。

うつわは額縁や
背景になるように、
作陶を心掛けているという
徳永さん。

「北欧ブームの時に
この色絵の人気が出始めたんですよね。
これもいいんですが、
違うのもあるよーって言いたい。」

と本音がちらり。

実は徳永さんのお名前が
世間に知られるようになったのは、
「色絵花繋ぎ」よりも前の
蓮根をモチーフにした
シンプルな作品だったんです。

リフレッシュ方法を伺ったところ
散歩をあげてくださったのですが、
その散歩で見かけた
ちょっとしたマークに
敏感に反応するそうで、

「リアルに描かずに
それらしく見える、
簡略化する絵を何枚も
描いて勉強しています。」

なるほど。
絵柄のヒントが
日常生活の至る所に
隠されているんですね。

蓮根もその一つなのかしら。

いつもぼーっと生きている私は
恥ずかしい限りです。
チコちゃんにも叱られちゃうー。

「他にリフレッシュといえば、
あとは飲みに行くことかな。
昨日も着物を着て、
焼き鳥屋に行ったんですよ。」

北海道出身の徳永さんは
色白美人。
着物が似合いそう!

「でも着物を着て
飲み屋街を歩いていても、
一度もママに間違えられたことは
無いんですよね。
色っぽく見えないみたい。」

いやいや、
徳永さんの人を惹きつける話術は、
ママを超えていますよ。

作業場もご紹介いただきました。

「ガス代がものすごくかかるので、
中東で戦争が起きませんように。
と世界平和を常に願っています。」

と徳永さん。

微力ながら、
私も世界平和をお祈り致します。

ここからたくさんの
作品が生まれているんだなー
と思うと、感慨もひとしお。

出番を待つ作品たちです。

さてさて、それでは、
ギャラリーのほうへ戻りまして、
プロキッチンでお願いする
作品をご相談。

徳永さんの意向を汲み、
プロキッチンでは
「色絵花繋ぎ」以外の
まだまだたくさんある
素敵な作品の中から、
セレクトさせて頂くことにしました。

まず私の目に留まったのは
シンプルな印象のこちらの作品。

なぜかひょうたん柄に
引かれるんですよね。

そして奥にある胡瓜の
モチーフも可愛い。

うつわの形も
使い勝手が良さそうです。

トップバッターは
こちらの「黒呉須」シリーズです。

きゅうりとひょうたんと舞葉
の三柄です。

同じ絵柄を複数枚購入しても
それぞれ楽しめるように、
絵柄の場所が一点一点
異なるんですよ。

使う方への思いがすごく伝わる
徳永さんの心配りを感じますよね。

「スーパーのお惣菜を
盛り付けても美味しそうに見える、
それくらいのうつわを
目指しています。」

と徳永さん。

日常使いの
日々の暮らしに溶け込む
うつわ作りを
心掛けているようです。

徳永遊心窯 黒呉須 舞葉 楕円浅鉢
徳永遊心窯 黒呉須 印判 ひょうたん 楕円浅鉢
徳永遊心窯 黒呉須 印判 きゅうり 楕円浅鉢

発売は1月27日(木)12:30~です!!

徳永さんとご相談した結果、
プロキッチンでは
「黒呉須」シリーズ以外に
今後2つのシリーズをご紹介いたします。

あのマグカップや、
あの小鉢など。。。

順次発売をしていきますので、
楽しみにお待ちくださいね。