投稿日:2024年6月10日 | 更新日:2024年6月10日
プロキッチン 北村です。
6月の手仕事活動が活況のようで「ことしも梅酒を仕込み終わりました」「梅シロップ作りました」の声や「ちりめん山椒作りました」などなど、皆さんの手仕事報告を見ていると、俄然わたしもやる気になります。何を作ろうか迷いに迷って、週末に新生姜の甘酢漬け(ガリ)を仕込みましたので、今日はその様子をレポします。
<< 新生姜の甘酢漬けのポイント>>
・生姜の赤い部分は切りすぎないように注意。
・繊維に沿って薄くスライスすると食感よし。
・茹で時間の目安。薄い生姜は1分。厚い生姜は2分以上。
・水気はしっかり思い切り絞る。
・長く食べるには保存容器をきちんと消毒し密閉しておく。
ここを抑えながら作っていきますよー。
新生姜ワンパックで作ります。皮が柔らかいので皮を剥く必要はなく、汚れや痛んだところをスプーンなどのでこそげ取り、乾燥している硬い部分は切り落とします。
ちなみに、わたしの愛用包丁はグローバルのペティーナイフ。かれこれ新婚時代からのわたしの料理歴を見守ってきた相棒です。手が小さいので小さな包丁の方が疲れなくてグッド。
自家製ガリを作るようになって知ったのですが、甘酢漬けにした時の淡いピンク色はこの赤い部分の色素、アントシアニンが甘酢に溶け出して着色したもの。なので、赤い部分はちょっと硬いんだけど、切り落とすのは少しにします。
新生姜は生でも食べられるほど辛味が少なく瑞々しい。包丁でスライスしてももちろんいいけれど、スライサーを使って薄く切ると、軽い食感になって美味しいですよ。繊維に沿って切ると引っかかりがなく綺麗に仕上がります。
スライサーはベンリナーNo.64を使っています。刃が鋭くて毎回腰のあたりをざわざわさせながらスライスしています。でも、仕事のできる子なので、こちらも浮気せずに愛用中。
お湯が沸いたら1〜2分茹でます。あっという間なので鍋から目を離さず待機。
湯切りをしたら、生姜の水気をぎゅっと絞りざるの上で一休み。この時にパラパラと塩をかけてまぶしました。そして、冷ましている間に甘酢を作ります。わたしが甘い味が苦手なので、我が家は甘さ控えめの甘酢です。甘酢は我が家の配合があると思いますので、お好みの分量で作ってくださいね。
保存容器は大好きWECK。モールドシェイプ500mlにパストリーゼをシュッと吹きかけて消毒完了。長期保存するなら消毒とパッキンはマストアイテムです!
新生姜と甘酢を合わせて完成です。少しずつピンク色に染まっていく様子もこの手仕事の醍醐味。写真は作ってすぐなのでそこまで色が濃くないけれど、いまは可愛いピンク色になっています。
ガリはさば寿司と相性良し。鯖の塩焼き半身をごはんの上にのせて切り分けながら食べる豪快さ。脂の乗った鯖とさっぱり味のガリとのマリアージュはたまりません。
新生姜と酢の組み合わせは疲労回復、血行促進、冷え対策にも効果あり。ピリリとした程よい辛味が夏バテ気味のカラダが目覚めさせてくれます。あっという間に食べちゃうからまた週末に仕込みます〜。
最後に。新生姜を載せているまるい盆ざる21cmはただいまSALEでお買い得。食材を載せるだけでなくパン皿、麺皿、なんか食卓の雰囲気を変えたいときなーって日にも使えちゃうからとても重宝しています。物価高だから(涙)少しでも安いときに揃えましょう。