プロキッチン加藤です。
今年は梅雨明けが遅く、本当に7月?と
思うような気候が続いていましたが、
いよいよ夏本番がやってきますよ!
四季を楽しむ、という点では
夏らしさ全開の陽気もよいのですが、
近頃の日本の夏はもはや災害級。
日々料理を作る台所の暑さは
深刻な問題ですよね。
そんな皆さんのお悩みを解決すべく
スタッフの知恵を結集してアップしたのが
特集「どう乗り切る真夏の台所問題!
わたしたちの5つのアイデア」です。
でも、実はまだまだ掲載しきれなかった
アイデアがたくさんあるんです。
ということで、特集には入りきらなかった
スタッフたちの夏の知恵袋を
連載形式でお届けしていきたいと思います。
まずは、わたくし加藤から!
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夏の暑い日は、キンキンに冷えたビールが
おいしいですよね~。
そしてビールによく合うのが
甘じょっぱい系のおかず。
みりん・醤油ベースで味つけた煮物は
私にとっては1年中食べたいメニューです。
でも作る目線から言うと、
夏に煮物なんて言語道断!
火にかける時間が長いから台所の気温は
どんどん上がっていくし、
落とし蓋をして煮込んでいる間
お鍋からはもくもくと蒸気があがり
蒸し暑いのなんの・・・。
夏に煮物が食べたいときは
できあいのお惣菜を買うしかないな~
と思っていました。
でも、この夏は違います!
なぜなら、先日悩みに悩んで購入した
無水鍋があるから!
(わたしが購入を決めるまではこちらからどうぞ)
高い保温性で余熱調理ができる無水鍋なら
短い加熱時間でも、よーく味の染みた
おいしい煮物ができあがるのです。
今日は特集でもご紹介した
加熱時間20分の鶏大根の作り方を、
より詳しくお伝えしていきます!
まず、よく熱した無水鍋で
一口大に切った鶏もも肉を炒めます。
火が回ったら、厚めに皮をむき、
こちらも一口大に切った大根を投入して
混ぜ合わせます。
ここに
・水 200cc
・料理酒 50cc
・砂糖 大さじ1.5
・みりん 大さじ1
・醤油 大さじ3
・生姜 1かけ(すりおろし)
を入れて蓋をし、沸騰するまで
中弱火で熱します。
中が見えない無水鍋の沸騰の合図は
蓋がカタカタ音を立てはじめたら。
鍋の中からの蒸気の圧力で
蓋が持ち上げられ、鍋と当たって
カタカタ音がしてくるのです。
そこまで大きな音ではないですが
近くで作業をしていれば気付きます。
アラームのようにお知らせしてくれるので
目を離して他の作業をしていても
気が付けるのがうれしいポイントです。
加熱すること約5分、
カタカタ音が聞こえてきたので
蓋を開けてみると・・・
まだ大根には味が入っていませんね・・・。
全体をよく混ぜ、あらためて蓋をして
弱火にして約15分煮込みます。
高い密閉性を誇る無水鍋は、
加熱中に食材から出る蒸気を鍋に閉じ込め、
逃しません。
味もギュギュッと濃縮され、
自分も鍋からのぼる蒸気の蒸し暑さに
苦しめられず、まさに一石二鳥!
15分後の仕上がり具合は・・・
さっきよりは、少し味がしみてきたかな?
でも、もっとしみしみに仕上げたいので
ここから余熱調理タイムです。
調理、といっても、
あらためて何かをすることはありません。
蓋をして、ほったらかしにするだけ。
火からもおろしているので、見守る必要も
ありません。
わたしはこの状態になったら、
リビングに戻って録画してたドラマを
見ちゃうくらいほったらかしです笑
さて、40分後、蓋を開けてみると
ぐっと味がしみてます!
火にかけていたのはたった20分。
大根の下茹でもなしの簡単調理で
ここまでしみしみになってくれました!
あとは冷えたビールと一緒に
いただきます~
ビールの写真は忘れてしまったので
ビールのよく似合うグラスをご紹介。
廣田硝子 東京復刻ガラス 格子 5オンス
柔らかくしみしみに増えた大根の
甘じょっぱい味がほっとしますね。。。
手間いらず・暑さ知らずでこの味が
味わえる幸せに、やっぱり無水鍋買って
よかったな~と、しみじみ思ったのでした。
みなさんもわたしと一緒に無水鍋生活
はじめてみませんか?
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さて、次の夏の知恵袋ブログリレーは
スタッフ見目です。
入社して最初に買ったのは干しカゴ
というほど長く愛用している
干しカゴを使った干し野菜。
旨味、時短、保存がアップの
嬉しい事ばかりだそうです。
お楽しみに~。