プロキッチン 店長みさこです。
さて、今日は鉄フライパン特集第2弾
【お助けします!鉄のフライパン選び】が
アップされたので、もうちょっと
つっこんだお話をしたいと思います。
鉄フライパンで作りたいお料理は?と
スタッフで話してみたところ、餃子、
ステーキ、目玉焼き、ホットケーキ、
野菜炒め、チャーハン、ハンバーグなどが
出てきました。
じゃあ、それを作るのに適した
鉄フライパンの厚みってどう?
と聞くと、薄いのは野菜炒め、厚いのが
お肉を焼くのにいいんじゃないかなー?
とまぁ、だいたいそんなイメージですよね。
あと、鉄のフライパンで出来そうなことは?
と聞くと、野菜炒めはシャッキリ、
チャーハンはパラリ、ハンバーグは
ふっくらジューシーで、チキンステーキは
皮目がカリッと中はふっくら。
とまあ、美味しそうなイメージばかり
出てきましたよ~
そう、鉄のフライパンは調理時間と火加減を
覚えたら、思った通りに美味しく
調理できちゃいます!
詳しいことは【特集ページ】を読んで
もらえばわかるかな?と思うのでここでは
そこで紹介しきれていないお話をしますね!
今回は、1.6mmと3.2mmの板厚の山田工業所
鉄フライパンで焼き比べしました。
最初に野菜炒め。
どちらもおいしく出来たんだけど、3.2mmの
ほうが水分が少ない仕上がりに。
中華料理やさんの強火でチャッチャと
炒めるイメージがありますが実はそれって
一般家庭ではおいしさ半減。
中火くらいでじっくりと炒めると野菜本来の
美味しさが引き出されてぐっとうまみを
感じられるんです。
1.6mmのほうが表面が早く熱くなるから、
手早く調理しないと焦げちゃう~!
だから火加減は中火で。
同じ中火にしていても、3.2mmはフライパンが
ゆっくり温まって、一定温度を保つから
熱くなりすぎることもなく焦げずに
じっくり炒められます。
出来上がりの時間にも差がでたけど、
出てくる水分にも差がありました。
イメージでは、薄いフライパンで
チャチャッと手早く炒めたほうが
水分が出ないと思っていたようだけど、
実はじっくり炒めたほうが水分が野菜の中に
留まっているんですね。
左が3.2mm、右が1.6mmで炒めたもの
大分食べた後ですみません・・・
炒めてすぐの時にはそんなに変わり
なかったのですが、時間がたって冷めて
きたら水分が出てきたんです。
でも、どっちもべっちゃりという感じでは
なく、シャッキリしていて美味しかったです。
これはさすが、鉄フライパン!
次はハンバーグ。
1.6mmのほうが肉汁が出てきていて、3.2mmは
あまり出てきていませんでした。
1.6mmで焼いたハンバーグ
肉汁が出てます!
3.2mmで焼いたハンバーグ
これは、フライパンに厚みがあると食材への
熱の伝わりが早く、中への火の通りが早い
から水分が抜けずに焼けるってことなんです。
逆に薄いと、表面は早く焼けるけど、
中が焼けないので焼けるまで焼いていると
水分が出てきてしまうんですよね。
半分に切ってみました。
1.6mmで焼いたハンバーグ
3.2mmで焼いたハンバーグ
うーん、見た目あまり変わりはないように
見えるけど、3.2mmのほうがふっくら厚みが
ありますよね。
焼いてすぐ切ったわけではないので、あの
肉汁がジュワ~って写真が撮れなかった
でも、野菜炒めも、ハンバーグも、それぞれの
料理にあった火加減を覚えてしまえば
おいしくできるので、感覚で身につけて下さい!
大丈夫です!できます!
基本は、強火で温めたら火を落として
調理です。チキンステーキや餃子など、
最後に焦げ目をパリっと付けたい時は、
強火にしますが、それ以外で強火で調理する
ことはあまりしなくていいです。
チキンステーキを3.2mmで焼いてます!
厚いフライパンだと、フライパン自体の
温度が一定温度を保てるから、食材も
焦げにくいんですけど、食材が
入っていない所も焦げにくいんです。
イメージわかりますか?
さてさて、それでいったい結論は??