フライパン先生第2弾!鉄のフライパン選び

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Last Updated on 2019年9月27日 by 北村

プロキッチン 店長みさこです。

さて、今日は鉄フライパン特集第2弾
お助けします!鉄のフライパン選び】が
アップされたので、もうちょっと
つっこんだお話をしたいと思います。

鉄フライパンで作りたいお料理は?と
スタッフで話してみたところ、餃子、
ステーキ、目玉焼き、ホットケーキ、
野菜炒め、チャーハン、ハンバーグなどが
出てきました。

じゃあ、それを作るのに適した
鉄フライパンの厚みってどう?
と聞くと、薄いのは野菜炒め、厚いのが
お肉を焼くのにいいんじゃないかなー?
とまぁ、だいたいそんなイメージですよね。

あと、鉄のフライパンで出来そうなことは?
と聞くと、野菜炒めはシャッキリ、
チャーハンはパラリ、ハンバーグは
ふっくらジューシーで、チキンステーキは
皮目がカリッと中はふっくら。
とまあ、美味しそうなイメージばかり
出てきましたよ~スマイル

そう、鉄のフライパンは調理時間と火加減
覚えたら、思った通りに美味しく
調理できちゃいます!

詳しいことは【特集ページ】を読んで
もらえばわかるかな?と思うのでここでは
そこで紹介しきれていないお話をしますね!

今回は、1.6mmと3.2mmの板厚の山田工業所
鉄フライパンで焼き比べしました。
最初に野菜炒め。

どちらもおいしく出来たんだけど、3.2mmの
ほうが水分が少ない仕上がりに。

中華料理やさんの強火でチャッチャと
炒めるイメージがありますが実はそれって
一般家庭ではおいしさ半減。
中火くらいでじっくりと炒めると野菜本来の
美味しさが引き出されてぐっとうまみを
感じられるんです。

1.6mmのほうが表面が早く熱くなるから、
手早く調理しないと焦げちゃう~!
だから火加減は中火で。
同じ中火にしていても、3.2mmはフライパンが
ゆっくり温まって、一定温度を保つから
熱くなりすぎることもなく焦げずに
じっくり炒められます。

出来上がりの時間にも差がでたけど、
出てくる水分にも差がありました。
イメージでは、薄いフライパンで
チャチャッと手早く炒めたほうが
水分が出ないと思っていたようだけど、
実はじっくり炒めたほうが水分が野菜の中に
留まっているんですね。
frypan-yasai-600.jpg
左が3.2mm、右が1.6mmで炒めたもの
大分食べた後ですみません・・・あっかんべー

炒めてすぐの時にはそんなに変わり
なかったのですが、時間がたって冷めて
きたら水分が出てきたんです。
でも、どっちもべっちゃりという感じでは
なく、シャッキリしていて美味しかったです。
これはさすが、鉄フライパン!

次はハンバーグ。
1.6mmのほうが肉汁が出てきていて、3.2mmは
あまり出てきていませんでした。

frypan16-ham1-600.jpg
1.6mmで焼いたハンバーグ
肉汁が出てます!

frypan32-ham1-600.jpg
3.2mmで焼いたハンバーグ

これは、フライパンに厚みがあると食材への
熱の伝わりが早く、中への火の通りが早い
から水分が抜けずに焼けるってことなんです。
逆に薄いと、表面は早く焼けるけど、
中が焼けないので焼けるまで焼いていると
水分が出てきてしまうんですよね。

半分に切ってみました。

frypan16-ham2-600.jpg
1.6mmで焼いたハンバーグ

frypan32-ham2-600.jpg
3.2mmで焼いたハンバーグ

うーん、見た目あまり変わりはないように
見えるけど、3.2mmのほうがふっくら厚みが
ありますよね。
焼いてすぐ切ったわけではないので、あの
肉汁がジュワ~って写真が撮れなかった雫

でも、野菜炒めも、ハンバーグも、それぞれの
料理にあった火加減を覚えてしまえば
おいしくできるので、感覚で身につけて下さい!
大丈夫です!できます!グッド

基本は、強火で温めたら火を落として
調理
です。チキンステーキや餃子など、
最後に焦げ目をパリっと付けたい時は、
強火にしますが、それ以外で強火で調理する
ことはあまりしなくていいです。

frypan32-tori-600.jpg
チキンステーキを3.2mmで焼いてます!
厚いフライパンだと、フライパン自体の
温度が一定温度を保てるから、食材も
焦げにくいんですけど、食材が
入っていない所も焦げにくい
んです。
イメージわかりますか?

さてさて、それでいったい結論は??

それはこちらをじっくり読んでくださいね!
ironpan2-key600.jpg

鉄を極めたフライパン先生とスタッフが
座談会形式で疑問を解消!
フライパン特集第1弾はこちら!
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