【スタッフブログ】包丁の刃こぼれの修理方法

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Last Updated on 2023年3月9日 by 中澤

スタッフ中澤です。

オフィスへの行き帰り、
ふと沈丁花のかおりがして
ハッとする数日です。
春が来たなぁと感じるとともに
毎年、背筋がシュッとするような
気がしています。

今回は、包丁の刃こぼれについて
お話しします。

硬い食材を切ったり、
シンクにぶつけてしまったりして
包丁の刃が欠けることがありますが、
1ミリ程度の小さな刃こぼれは、
気にせず通常通り使われている方も
多いと思いますし、
大きく刃こぼれしてしまい、使うのを諦めて
キッチンの奥で眠っているという方も
いらっしゃるかもしれません。

ステンレスや鋼の硬さによっては
ご自身で刃こぼれを修理できますので
200~400番ほどの荒砥石で研ぎ、
次に800~1000番の中仕上砥石
研いでください。
※現時点ではプロキッチンでは
荒砥石の取り扱いがありませんが、
ホームセンターや包丁専門店などで
手に入ります。
荒砥石は減りがはやいので、
水平君でこまめにお手入れをしましょう。

 

荒砥石を使って、包丁の欠けている部分の
一番凹んでいる箇所まで
刃全体を削っていきます。
刃こぼれをしている箇所だけを削ってしまうと、
包丁が使いにくくなることは
想像していただけるかと思います。

荒砥石で研いで
刃こぼれがなくなりましたら、
刃先がゆがんでいないかを確認しましょう。
歪んでいたら荒砥石で調整します。

荒砥石で研ぎあがったら
800~1000番の中仕上砥石
いつも通りに研いでいきます。

仕上げの途中ではありますが、
↑の画像のように
細かい刃こぼれを修理できました。

プロキッチンでご紹介している、
黒打包丁は修理がしやすいですが
刃がとても薄いため
研ぐときに力を入れすぎないように
注意をしてくださいね。

刃こぼれの程度や包丁の素材によっては
ご自身での修理が難しい場合があります。
また、ご自身で修理することに
ご不安がある場合は
包丁の購入店、製造元などにご確認ください。