セラミック 面直し砥石 水平君 #100 小(155×55)
【砥石を平らに戻すための砥石】
砥石を使って包丁を研いでいると砥石がすり減り歪みが生じてきます。この水平君は擦り減った表面を、平に戻す(面直し)ために使用する砥石のための砥石です。まず事前準備として水平君を気泡が出なくなるまで十分に水に浸しておきます。水分をしっかり含ませたら、平らに直したい砥石のすり減った面を上側にして置き、水平君の凸凹した側と合わせ円を描くように砥石の面全体を削るイメージで水平君を動かします。このユニークな形状は砥石が水平君と密着しないようにするためのもので、力を入れなくてもスムーズに動かすことができ女性でも簡単に作業を行うことができます。面直しが終了したら水平君を水洗いして陰干しをし、しっかり乾いた後に片付けてください。
水平君を使うタイミングは包丁を研ぐ前。そして、包丁を研ぐ頻度にもよりますが、半年に一度くらいを目安にお使いになるといいと思います。歪んだ砥石で包丁を研いでも良い刃はつかず、切れ味が戻りませんので、ぜひ砥石とセットでお買い求めください。水平君は一般的な砥石(200番から2000番くらい)にお使いいただけます。
サイズ(目安) | 15.5×5.5×2.5cm |
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重量(目安) | 434g |
粒度 | #100 |
原産国 | 日本 |
プロキッチンスタッフより
プロキッチン道具街について
プロキッチン道具街では、専門店でなければなかなか手にすることができない「調理器具」「調理小物」「パーツ類」などをスタッフ独自の目線でセレクトしてご紹介いたします。世の中には有名ブランドのものでなくても、優れた魅力をもつ道具がたくさんあります。見た目は素朴でも作り手の想いが込められたものや、一年のうちほんの数回しか使わない専門の道具などは、使うことによって道具の価値を知ることができます。プロキッチン道具街を通じて、隠れた銘品を見つけてみてはいかがでしょうか。「あれは、どこで売っているのかな?」と迷ったら、プロキッチン道具街をのぞいてみてください。
つきじ常陸屋について
プロキッチンの前身である「つきじ 常陸屋」で取扱いのある厳選した台所道具の中から、プロキッチンのお客様におすすめしたい選りすぐりの商品をご紹介いたします。「つきじ 常陸屋」では「国産・手づくり」のこだわりの商品を中心に取り揃えています。干し野菜や麺類を食べるときに欠かせない盆ざる、料理に季節の趣を添える抜き型、手作りの純銅製のおろし金など、昔から愛されている道具には日本の風土、食文化、伝統技術が魂のように込められており、使えば使うほど手になじみ、表情がでてきます。道具の背景にある職人さんや素材のこと、道具が誕生するまでの全ての工程を丁寧に紡いでいきながら、料理に欠かせない道具のことをより多くの方に知っていただきたいと思います。
「つきじ 常陸屋」の実店舗は東京築地にて営業をしています。詳しくは下記の「店舗情報はこちら」からご確認ください。
きる・おろす・する道具について
職人さんが丹精込めて作る銅のおろし金や驚くほど料理のレパートリーが広がるすり鉢など、昔から親しまれてきた道具には職人の技術や道具としての美しさが備わっています。また良い道具と言うのは使い捨てでなくメンテナンスをしながら長く愛用することも。とかく新しいもの、便利なものに目がいきがちですが、廃れず受け継がれてきた古き良きものに目をむけた道具選びはきっと食卓を豊かにしてくれるはずです。
包丁を研ぐ前に砥石のお手入れを。
砥石を包丁で研ぐと砥石が少しずつ擦り減り、特に砥石の真ん中あたりの減りが早いと思います。水平でない砥石で包丁を研いでしまうと真っすぐな刃がつかないので、せっかく研いだのに切れ味がイマイチだなんてもったいないですね。砥石が減ってきたと感じたら面直し砥石で砥石の表面を水平に直してから包丁を研いでください。面直し砥石を水に浸して、砥石の上を面直し砥石で削ります。包丁を研いだことのある砥石は、表面に研いだ痕や黒ずみがあると思いますので、それらが消えるまでしっかり磨いてください。
中澤