牛肉を美味しく焼こう!

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プロキッチン 小宮です。

夏から秋へ移り変わるこの時期は
どうしても疲れがちな時ってありますよね。
ちょっぴり低気圧だったり。湿度が高かったり。
そんな時は健康維持を痛切に感じます。

やっぱり健康だからこそ好きなことができるし、
家事や仕事もきちんと回って遊びにも精を出せるんですよ!
何をするにもまずは健康!
そんな健康維持に大切なのは「自覚」だと思っています。

そしてその「自覚を持つ」のは個人個人にお任せするとして
「自覚を助ける食アイテム」、牛肉はいかがでしょう。

<栄養>

●動物性たんぱく質は私たちが体内で生成できない
「必須アミノ酸」が含まれています。
大豆などの植物性たんぱく質も重要ですが、
動物性たんぱく質は吸収率が良いので摂りたいものですね。

また赤身には鉄分が多いので貧血予防にもいいですよ。
特にお肉の鉄分ヘム鉄は吸収率が良いので少量でも毎日。
ビタミンB群も多いから、髪のつやも良くなり肌もきれいになるらしい?!

気になるのは健康診断でも指摘される「コレステロール」ですが
このコレステロール、実はないと困るんです!

ホルモン分泌を助けビタミン代謝にも必要と
なくてはならない物質ではあるものの、
一方では高コレステロールが病の元となる事も。
だからこそ、良い食材からいただきましょうコレステロール。

<ステーキの焼き方>

●良質な牛肉の部位「ロース」なんていいと思います。

焼く30分前に牛肉を冷蔵庫から出し、常温にします。
バットの上など清潔な所に置きましょう。

筋切りをします。脂身と赤身の境目に筋があるので
ナイフの刃先で簡単に切れ目を入れます。
カツレツにする場合やなるべく柔らかく焼きたい場合は
肉叩きで叩き伸ばしても良いですが、
歯ごたえ良く焼くなら切れ目だけでOK!

塩コショウで下味を付けます。

焼き方 :フライパンを強火で熱します。牛脂や油を入れます。
鉄のフライパンがオススメですよ。

お肉を入れ30秒ほど動かさずに表面を焼き固めます。

※ここからはお好みで焼き加減を変えますよ!

●レアなら:ひっくり返して30秒。表と裏を焼き固めて中は生です。
お肉そのもののあっさりした味を楽しめますね。
ゆずコショウやポン酢を添えても♪

●ミディアム:ひっくり返してから1分。
中が赤からピンク色で脂身のコクや旨みが一番出ます。
シンプルに岩塩で。

●ウェルダン:ひっくり返して1分半~2分。中まで火が通ります。
フライパンについたエキスを利用して濃い目のソースが合いますね。

※どのお肉も、焼いた後は一度アルミホイルなどで包み、
温かい場所にしばらく置くとお肉が落ち着きます。
そうするとお肉を切っても肉汁が全部出てしまう事がなく
ジューシーにいただけますので、5分でいいですから
お皿に盛る前にお肉を休ませてあげてください。

<煮込みなら>

●コラーゲンたっぷりの牛スジ
圧力鍋で柔らかく煮込むと美味しいですね。
まずはスープ煮にして浮いた脂を取り除くのがコツ。
その後でカレーにしたり調理すると美味しくいただけます。

そして栄養バランス的にはやはり、野菜ですよね!
天然の胃腸薬ともいわれるキャベツは千切りで。

キャベツの千切りには意外とめんつゆが合うのです。
めんつゆ、オススメドレッシングです。

最後にうんちくを

<牛肉って・・・>

●日本に家畜としての牛が渡来したのは稲作が伝わった5~6世紀頃、
弥生時代にはすでに牛は「はたらく動物」として利用されていました。

実はこの頃、ちょっぴり食べてみたりもしていたようです。
675年、天武天皇の時代に「肉食禁止令」が発令され
(現代でなくてよかった)
牛だけでなく、他の動物を食する事も不可となりました。
「日本書紀」にも、「4月~9月は動物の肉は食べたらダメよ」と
書かれています。

しかし鹿や猪は大切な農作物を荒らす害獣だったので、
捕獲して食べてもよかったみたい。

江戸時代になり、鎖国が終わり文明開化の名のもとに
「薬」として養生の為の肉食が復活、
明治天皇がお口にされた1872年まで
長い期間をかけてやっと「食べても可!」となったのです。
今ではごく当たり前に食卓に上るお肉ですが、
こんな歴史があったのですね。

今日も美味しくいただきました、ごちそうさま~!

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