漆器デビューはこのタイミングで

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プロキッチン 北村です。

ハロウィンが終わってからどーっと押し寄せてきた年末感。今年も残すところあと2カ月弱で終わろうとしているだなんて信じられず、気持ちがアワアワして落ち着かない日々です。でも、お買い物となると話は別で、これからの季節はクリスマスのプレゼント選びやお正月に向けて新調したいものを買い揃えたりと、テンションのあがるお買い物が待っています。そこで今日はお正月に揃えたい(揃えて欲しい)石川漆宝堂の商品をご紹介いたします。

お正月に合わせてお箸を新調される方は多いと思います。これまでお世話になったお箸に感謝をし、新しいお箸とともに一年のスタートをはじめる。何だか気持ちも背筋もしゃんとしてきますよね。石川漆宝堂さんの塗りのお箸は細身のスタイルが特徴です。これまで細身のお箸を使ったことがない方には使いはじめにやや違和感を感じるかもしれませんが、慣れるとこれほど使いやすい箸はないと感じるほど。極細の箸先は魚の骨も取りやすいですし、ごはん一粒まで美しくつまむことができるんです。(写真の箸先に注目してください!すごく細いことがお分りいただけると思います)

わたし、子どものころから箸の持ち方が下手くそで小さなものを上手につまめないことが多いんですけど、このお箸を使うと全然違います!!一生懸命つまもうと箸を動かしていたのが、力まずに指先の感覚ひとつですーっとつまめちゃうんです。値段とにらめっこしながらも、こんなに気持ちよく食事ができるなら、と決心し家族分揃えました。

もし、自分では使わないなという方は贈り物におすすめです。夫婦箸として揃えられますのでご結婚祝いや父の日や母の日、きちんとしたものを差し上げたいときの品としてリストに入れておいてください。「自分では買わないけど、貰ったら嬉しい」ジャンルの贈り物だと思います。

そして、次はお椀。漆のお椀に惹かれるようになったのはつい最近。「大人になったらいつか使ってみたい」と思ってましたが、とっくに大人の年齢を超えてやっと今、その良さが分かるようになりました。ただ、最近は若い人たちの間でも漆のお椀が人気のようで、いいものを長く使いたいという人に指示されているそうです。

ハードルの高さはお手入れでしょうか。漆のアイテムはお手入れが難しそうですものね。しかし、お手入れ方法を確認するとふだん使っている汁椀と特に変わったことはなく、使い終わって手洗いをした後にふきんでしっかりと水気をふき取るだけ。乾燥を苦手とする漆器は毎日使って、毎日洗うことが一番のお手入れ方法なんだそうです。ほほー、これなら使ってみたくなりますね。

こちらの商品も自分では・・・という方は贈り物にぜひ。山中漆器の伝統を受け継ぐ職人さんによる技術は素晴らしく、どなたに差し上げても喜ばれるはずです。また、子ども用のお椀もご用意していますのでご自身のお子さんはもちろん、出産祝いやお食い初めなどのタイミングでプレゼントされてみてはいかがでしょうか。

石川漆宝堂の漆器は決して特別な日のものではなく、ふだんの暮らしに受け入れやすい落ち着いた美しさを備えています。使うほどに艶が増し、表情を変えていくのが漆の魅力。お正月をむかえるこのタイミングで暮らしに取り入れてみてはいかがでしょうか。