【プロキッチン別注】子ども包丁開発秘話

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プロキッチン 店長みさこです。

いよいよプロキッチン別注の
【こどもの包丁】
販売開始となります!

私たちのコンセプトに賛同してくださった
志津刃物さんと、何度も話し合いを重ね
いくつもの試作をつくり、こだわって
作ったので当初の予定より随分と遅い
ご紹介になってしまいました。

・・・が、その分、納得のいく
【こどもの包丁】が出来ましたよ。

プロキッチンスタッフの多くが
子育て中。

子どもに料理のお手伝いも、いつから
なにをさせたらいいのかなーなんて
先輩スタッフ(私とか?)に聞いて
参考にしているようです。

うちの子ども達は、二人とも男の子ですが
「男子厨房に入れ!」
という感じで、とにかく調理については
自立できるよう、楽しくお手伝いをさせながら
少しずつ教えています。

今回の「こどもの包丁」

どんな思いで作ることになったのかは
【プロキッチン別注】こどもの包丁ができるまで
でお伝えしていますので読んでみて下さいね!

今日は、こどもの包丁ができるまでの
「こだわり」をお伝えします!

【商品開発のこだわり】

まず、どんな包丁を自分の子どもに
使わせたいか?を子育て中のスタッフを
中心にアンケートを取りました。

・切れ味のよいもの
・刃先が尖っていないもの
・ステンレス製
・着色していない木柄
・子どもが使いやすいサイズ感
・3000円台

なるほどー、一般的に出回っている
かわいらしくて安全!というものとは
違うものが欲しいんですね。

これらを元に、志津刃物さんと
話し合いながら進めていきました。

まずは、包丁として一番大事なブレード。
「刃」の部分ですね。

【ブレードは、切れ味がよく、
力で切らなくても切れるもの】

を目指しました。
よく切れるので、取り扱いに注意してあげて
正しい使い方を覚えてほしいと思っています。


安全性も考えて、大人のものと違い
刃先と刃元を丸くしました。


刃元では、じゃがいもの芽が取れるくらいの
角はつけましたよ。

そして、刃の長さは、長すぎず、短かすぎず、
子どもが使いやすいサイズを考えて作りました。


志津刃物さんでは、ハンドルとブレードの
隙間対策にも苦労したようですよ。

当初は志津刃物さんの既存の樹脂パーツを
使用する予定でしたが、子供用の小さな
ハンドルに上手く適用することができなく
金属で子供用のサイズに適用できるパーツを
新規で作製してくださり、きれいに
つなげることが出来たそうです。

【ハンドルは北欧っぽさのある白木】

ハンドルの材質も色々とサンプルをみせて
いただき、社内でアンケートをとったり
しながら、北欧っぽさのある白木に
決めました。


これなら男の子にも女の子にも、また
大人になっても使ってもらえるかな。

そして扱いの楽なクリア塗装を施して
ありますが、木の質感を大切にしたくて
つやつやではなく、ナチュラルな感じで
仕上げてあります。

ハンドルの形は、子どもの小さな手の中で
より安定するよう幅を広く代わりに厚みを
減らす形にしました。
はじめはストレートで作ってみましたが
しっくりこないなーと、根元を細く変更して
みてもらったり、ブレード付け根のところを
もう少し短くしたほうが安全では?
と変更してもらったりしながら、ようやく
納得のいくものが出来上がりました。

【自分だけの特別感を】

パッケージには、お子様へプレゼント
するとき、そしてお子様がもらった時に
「わー!!」と喜んでくれたらな。
とイメージして作りました。


最初に目にするのは、ナチュラル感のある
クラフトボックスに自分の名前が描かれた
パッケージ。
プレゼントする人が描いた温かみのある
手書きの名前は、お子様にとって特別なもの。
ナス、じゃがいも、たまねぎがカットされた
イラストでかわいらしさも出しています。
ご両親がイラストを描いたり、シールを
貼ったりしておこさまに喜んでもらえる
工夫をしても楽しいですね。

【プロキッチンのコンセプトを】

取扱説明書には、使う人「おこさまへ」に
向けた注意点と、見守る人「大人の方へ」に
向けた注意点、そしてこの
「プロキッチン こどもの包丁」についての
私たちのコンセプトを書きました。
ぜひ、おこさまと一緒にお読みになってから
お使いくださいね。