はじめての!九谷青窯へ買い付けの旅

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プロキッチン 北村です。

4月某日、わたしは小松空港へ
降り立ちました!

普段の業務では一日中PCに
向き合いながら商品テキストを
書いているわたしですが、
今回の任務はバイヤー中島と一緒に
九谷青窯で新商品の買い付け。
これまでご紹介してきた作家さんに加え
新しい作家さんの作品を探しに
行ってきてねーとの事なんだけど
前日までバタバタしてて事前の
打ち合わせも十分にできてないし、
初めての出張だし、空港での
集合時間も早いから寝坊しちゃいけないし
・・・・
作家さんへの質問事項をまとめながら
ずっと不安な日々を過ごしていました。

で、当日。
国内旅行ってパスポート必要??って
くらい久しぶりに飛行機にのり
約1時間ちょっとで小松空港に到着。
石川県、初上陸です!
寒さが心配だったけど、天気がよく
思いのほか日差しも温かくて一安心。

迎えに来て下さった九谷青窯代表の
秦さんと横井さん(若手作家さん)と
一緒に車で工房に向かいます。

 

秦さんに案内されて
工房見学からスタートです。
ここは絵付けをする前の器たちがずらり。
これから作家さんの手によって
様々な表情の器へと変わっていきます。
どんな器になるのかな。

 

秦さんは気難しい方かなーと思いきや
とっても気遣いの方で、秦さんが東京で
暮らしていたときのことや幼少期のこと、
今のモノ作りの現状などなど
気さくに話をしてくださいました。
なんと、帰路では空港に向かうまで
少し時間があったので近くの漁港まで
連れて行ってくれました。
食いしん坊の中島は「これも美味しそう
あれも美味しそう」と爆買い(笑)

 

では、いよいよ買い付けです。
バイヤー中島の目が光ります。
一番最初にセレクトしたのが
二年目の堀畑 蘭さん。
注目株の若手作家さんとのことで
秦さんもイチオシ。
少年のような雰囲気をまとった方ですが
作品は女性らしい淡いタッチ。
思い浮かんだモチーフを自分らしい
世界観で作品している感性豊かな女性でした。

スイカと桃のそば猪口。
あまりにも可愛くてひと目ぼれ。
そば猪口ってつい集めたくなりませんか?
麺つゆを入れるだけでなくヨーグルトや
お茶を飲むカップとして使っても
良さそうだし、思わず手にしたくなる
柄は暮らしを楽しくしてくれそう。
冷たい麺類が恋しくなる季節までには
ご紹介します。

 

堀畑さんの作品たちは
どれもかわいくてセレクトが難しい。

 

次はプロキッチンで人気の
高 祥吾さんの器選び。
今回は色絵遊び葉に角皿を追加します。
煮魚やお稲荷さんが似合いそうな角皿は
図案の位置が絶妙なところに
描かれているので見栄えもバッチリ。
他にも新しい図案を依頼してきたので
今からご紹介するのが楽しみです!

 

物静かな高さんですが
自分の内面とじっくりと向き合いながら
器づくりを楽しんでいる様子。

 

次は二年目の横井 佳乃さん。
初対面の時から
「この人ともっとお話ししてみたい」と
思わせる雰囲気をまとっている女性で
実際に話してみると実年齢よりも
落ち着いたしっかり者さんでした。
伸び伸びとしたタッチで大胆に描く
彼女の作品の中から目に飛び込んできた
鮮やかな黄色がかわいい
ミモザシリーズを何点かセレクトしました。
今回のテーマカラーは黄色と決めていたので
中島もわたしも大興奮。

 

サイズをしっかりと計りながら
発注をする頼もしいバイヤー中島。
中島はリムの太さや底面の形状など
作家さんとしっかり確認しながら
決めていきます。さすがバイヤー。
わたしは写真を撮るだけ…

 

最後は九谷青窯の中で独自の目線で
作品づくりをしている
高原 真由美さん。

訪れた時はちょうど絵付けの作業を
しているところでした。
迷いなく筆を運んで行きます。

 

高原さんには新しいシリーズと
こちらのどことなくオリエンタルな
雰囲気が漂う赤絵の花をモチーフに
お魚をのせられる長角皿を
お願いしてきました。
どんな作品に仕上がるのか
サンプルが届くのが楽しみです。

 

本来なら作品を前にして作家さんと
ゆっくりお話がしたかったのですが
わたしの段取りが悪くて今回はタイムアウト…
商品をご紹介するまでにはきちんと
インタビューして作品の魅力を
お伝えいたしますね。

今回発注した新商品は
6月末~秋口にかけて少しずつ
ご紹介していく予定です。
お目当ての作家さんの器を集めている方
和食器に興味を持ちはじめた方
楽しみにお待ちください。