気付けば毎日手にしている「ORIME」です

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プロキッチン バイヤー中島です。

あれはいつだったかな。
まだバイヤーへ異動する前だから、
3-4年前だったと思います。

代官山で開催された
波佐見焼のイベント会場で
初めてORIMEと出会いました。

ちょうどプロキッチンとして
普段使いの和食器の取り扱いを
増やしていこうと決めた時期。

普段使いと言えば、
丈夫でお手頃価格の波佐見焼かなーと
仕事目線でうつわを眺めていたところ、
優しい色味でシンプルなフォルムの
ORIMEに目が留まりました。

アパレル業界で働いていたスタッフが企画した
テキスタイルをモチーフとしたシリーズとのこと。

よく見ると同じ形の同じ色のうつわですが、
3つのモチーフがありました。

鹿の子どもにみられる
白い斑点模様が愛らしい鹿の子柄、
ざっくりとした編み目が特長の
モダンなヘリンボーン、
そして長ーい階段のような柄の
シャークスキンです。

模様部分に凹凸があり、
単色だけれど独特な表情があります。

個人的に和でも洋でも合わせやすい、
魚用のシンプルな長角皿を
ずっと探していたので、とりあえず2枚、
パターンは悩みに悩んで、
シャークスキン柄を選びました。

当時は3パターンのモチーフがありました。
なぜ2つに減らしたのかaiyuさんに伺うと、
年々受注数が増えてきて生産が追いつかず、
泣く泣く2パターンに減らしたのだとか。
ちなみにシャークスキンは
こんなパターンです。

実際に使ってみると
予想通り和食器でも洋食器でも
どちらにも合わせやすく、
和食でも洋食でも
どちらでも受け止めてくれる
そんな懐の深いうつわでした。

陶器の優しい風合いは
陽だまりのようなあたたかさがあり、
パターンの凸凹により表現される
シンプルなデザインは
盛り付ける料理も引き立ててくれます。

このうつわの良さは使うたびに
じわりじわりと感じてきて、
気付けば毎日手にしていました。

これはプロキッチンでご紹介したい!
と当時のバイヤーにお取引を
お願いしてもらったところ、
返事はお取引NGだったとのこと。。。

残念でしたが、
あまりの使い勝手の良さに
私は買い足して使っていました。

数年後バイヤーへ異動となり、
ダメ元でご連絡してみたところ、
なんとお取引OKを頂けて!

ついに念願かない、プロキッチンで
ORIMEシリーズをご紹介できました。

私が愛用している長角皿は
秋になると毎日のように食べる
長ーい秋刀魚もしっかり入ります。

縁に立ち上がりがあるので、
サバの味噌煮など汁気の
あるものも大丈夫。

おにぎり二つに
夕飯の残り物を添えての
おにぎりプレートは
在宅勤務のランチの定番。

焼き鳥も細長いうつわの端に
七味や山椒を添えて
好みで付けたりして楽しんでいます。

この横長っていう形が
わが家の狭い食卓にぴったりなんですよね。
そして円いお皿が多い食卓に
変化をつける意味でも
ついつい手にとってしまうのかも。

スタッキングもできるので
収納面でも◎ですよ。

先日お客様から
凸凹部分が洗いにくくないですか?
とのお問い合わせをいただきましたが、
洗いにくいって感じるほどの
凸凹ではなく、
特に扱いにくいと感じたことはないですね。

陶器にしては丈夫な方で、
このおっちょこちょいな私でも
まだ欠けたこともありません。

長角皿の良さばかり、
長々と書きましたが、
実は人気なのは茶碗でして。

売り切れてしまいごめんなさい。
2月末には入荷すると思います。

和でも洋でも合わせやすい
茶碗を皆さん探していたんですね。
もうしばらくお待ちくださいね。

他にも取り皿としてちょうどいい
正角皿や、

どんなうつわともマッチする
シンプルな箸置きもありますよ。

ORIMEシリーズは少しずつ
アイテムを増やす予定です。
次はボウルの予定。
別売りの木蓋と合わせると
保存容器にもなる優れもの。

ご紹介できる日を楽しみに!