ひとつで三役!? 栗久のおひつ

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プロキッチン バイヤー中島です。

この度デザインチームから
バイヤーへと異動になりました。
入社前はプロキッチンの
お客様側だった私。
お問い合わせ担当と相談して
サイズ選びしたル・クルーゼは
10年以上経った今でも現役。
納得して手に入れたお鍋は
暮らしを豊かなものに導いてくれました。

これからは私がその商品を
探してくる立場となります。
5年後、10年後も使い続けられる
そして家事が楽しくなるような
納得のキッチンアイテムを
見つけてきたいと思います。
流行に敏感な蟹谷と定番大好き中島
凸凹コンビで頑張りまーす!

今月は展示会シーズン。
展示会は新商品をご紹介頂く場ですが、
作り手や担当者と直接お話できるので
商品の改良をリクエストしたり
疑問に思っていることを伺う
貴重な機会でもあるんです。

2月初旬に訪れた東京ドームの
「テーブルウェア・フェスティバル」では
プロキッチンでも1月からお取り扱いを始めた
栗久の作り手の方からおひつ生活の良さや
お手入れ方法、そして驚きの活用法まで

じっくりと伺ってきました。

驚きの活用法とは?
気になりますよね~。
私はそれが後押しとなり
帰宅後ポチッと購入することに!

実は食いしん坊な友達から勧められ、
新婚当時に箍(たが)付きの王道のおひつを
デパートのセール時に購入。

炊き立てのご飯もおいしいですが、
水分調節されたおひつのご飯は
お米 ひと粒ひと粒の甘味と弾力を感じ
それはそれは美味しいんですよ。

けれどお手入れ方法に失敗し、
底隅が黒ずんでしまったわが家のおひつ。
そのまま日陰の身となってしまいました。

話は戻りまして栗久さんのお話。

おひつは2種類ありますよね。
脚付きとそうでないもの。
炊き立てご飯を美味しく食べるには
とにかく余計な水分を
逃がしてあげるのが大切

なので脚付きの方が
下からも水分が逃げるため
オススメなのだそうです。
でも同じ合数でも脚が付くと
ちょっとお値段が高くなる。

「あの~、おひつの下に割り箸を置いて
水分を逃がす…ではダメですかね?」

「まぁ、だめじゃないけれど
おひつは一生ものだからね。
毎日使うことを考えたら
脚付き買ってもいいんじゃない?
もし欠けたり、傷ついたりしても
送料さえ払ってくれたら
いつでも私が無料で修理しますよ。」

と頼もしいお応えが!

そしておひつに入れたご飯の
日持ちについて伺ってみると
驚いたことに夏場で2日。
それ以外では3日は持つとのこと。

「え~、去年の酷暑でもですか?」

と聞き返しましたが腐らないそうです。

そして、おひつ生活脱落者の私が
購入の後押しになった驚きの活用法を
提案されます。

「夏はそうめん鉢として使うといいよ。
絶対水漏れしないから!」

と太鼓判!
なんとそうめん鉢!!
素敵じゃないですか。
おひつに張った水の中で揺れ動く
見た目も涼しげなそうめん鉢の姿が
目に浮かびます~。

結局私が購入したのは
栗久 おひつ3合 浅型

栗久さんオススメの脚付きです。
浅型の方がさらに早く水分が逃げるので
オススメと言われこちらにしました。

邪道かもしれませんが浅型なので
飯台代わりにも使うつもりです。
手巻き寿司の時は酢飯を入れて食卓へ。
3人家族のわが家には
ちょうど良いサイズ。

栗久さんからは

酢飯や炊き込みご飯を入れる場合は
一年ぐらい白米で使ってからね。
そうでないと臭いがつく
可能性ありますよ。」

と言われましたので
おひつで手巻き寿司は
来年のお楽しみっていうことで。

おひつそうめん鉢
そして飯台ひとつで三役
高い買い物で内心ドキドキでしたが
そう思えば納得できるかな。

朝はご飯派のわが家は
毎朝炊き立てご飯を
おひつへ移す事から始まります。

水分調節し荒熱がとれたご飯を
まずお弁当箱によそい、
残りはおひつごと食卓へ。

よくある金属製の箍(たが)付きのおひつと違い
食卓に置いても圧迫感がなく、
洗った後は電子レンジで簡単に
乾かせる
というお手入れの簡単さも◎
蓋をして50秒チンしてから、
蓋を開けて乾燥させるだけなのです。

久しぶりのおひつ生活です。
このお米の粒粒感!
弾力と甘さを噛みしめ味わいます。

特にカレーライスはおひつのご飯に
アツアツのカレーをかけるのが私流。
ついついお代わりしちゃうんですよね。
モリモリ期突入!
あ~、また太っちゃうな。
困った、困った。