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栗久
自然豊かな秋田県で明治7年(1874年)に創業した栗久。天然の秋田杉から作るおひつや曲げわっぱなどの曲げ物づくりの老舗で、現在は伝統工芸士である名工・栗盛俊二氏が六代目として引き継いでいます。秋田杉は吸湿性、殺菌性、断熱性に富んでおり食品の保存に適した材であるとともに、厳しい寒さの中ゆっくりと成長していくため、柾目の木目が大変美しいのが特徴です。経験を積んだ職人たちが手間と時間をかけて生みだす昔ながらの道具を使えば、先人たちの知恵を再発見するとともに丁寧な暮らしを楽しむこころのゆとりが生まれていることに気づくはず。
使い始めに [アク抜き、匂い抜きの方法]
初めて使用する時は木が乾いているためご飯がつきやすいので、使い始めの3回くらいはふきんで拭いてからご飯をうつしてください。うつしおえたら2~3分あけて湯気を飛ばしてください。
お手入れ方法
- 1. 熱いお湯を入れてふやかします。
- 2. スポンジでこすり洗いし、ぬめりが取れたらすすぎます。
- 3. 再び熱々のお湯を入れ、2~3分置き木を温めます。
- 4. すぐに布巾で拭きとり蓋とともに上向きにして水蒸気を飛ばします。
- 5. 決して伏せないでください。
※新しいうちは木香が強かったり、ご飯に黄色味の着色することがありますが、木の色が落ちたもので使いこむと着色しなくなります。なお、人体へは無害です。
※電子レンジでも乾燥ができます。詳しくは同梱の取り扱い説明書をご覧ください。
一袋分の素麺が入ります
休日のわが家のお昼ごはんは、ほぼ毎日手軽に作れる麺類です。今日は夏日でしたので冷たーい素麺をいただきます。展示会で栗久の職人さんに勧められたおひつを素麺鉢として使う方法を実践!素麺一袋分がちょうど入りました。数日前は飯台代わりに夕飯の手巻き寿司の酢飯を入れて。おひつ以外にも使い道いろいろ。ひとつで三役、どれも家族で食卓を囲むメニューですね。洗うときはスコイで洗うとぬめりもきれいに取れますよ。
中島
ひとつで三役!
炊き立てご飯も美味しいですが、程よく水分調節された「おひつご飯」は、お米一粒一粒の甘味と弾力を感じ、それはそれは美味しいんですよ。展示会で栗久さんからお勧めされたのが、夏のそうめん鉢としての活用法。水漏れしない!と太鼓判を押されました。浅型なので手巻き寿司の時には飯台代わりに酢飯を入れて食卓へ。ひとつで三役!少しお高いけれど納得の買い物でした。
中島