conte(コンテ)誕生までの制作秘話を聞いてきました

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プロキッチン 店長みさこです。

長年の念願かなってプロキッチンで
ご紹介できることになった「conte(コンテ)
商品の魅力をメーカーの一菱金属の江口さんに
お聞きしたブログはこちらです

おしゃれなショールームのお隣に
昔からある工場があります。

以前伺ったのは2016年の工場の祭典で。
一菱金属がある新潟県燕三条には
金属加工を中心とした「ものづくり」が
盛んな街。
そんな様子をお客様にも体感してもらい
「ものづくり」を知ってもらうイベントとして
2013年から毎年開催されているのが
工場の祭典」です。

プロキッチンスタッフも2016年に
お取引のある工場や気になる工場など
見学させてもらって、とっても勉強になりました。
(その様子は【燕三条出張記】として
①~⑤までこちらにございます。
もちろん、グルメ編も!!)

それでは工場の中へ案内してもらいましょう。

先ほどショールームで手に取って見ていた
「こします」のオイルポット
プレスで形が作られています。


研磨剤を手に説明してくださる江口さん。

「まかない」ボウルもそうですが、ピカピカの
ステンレスではなく、つや消し加工がされています。
ピカピカとマットの違いは、どちらも磨いて
いるのですが、研磨に使う素材が違うんだそうです。


これが研磨材の1つ。番手があり、番手を細かく
していって磨いていき、狙いの磨きに仕上げて
いくそうです。

「こします」の蓋は、他のマットな感じとは
ちょっと違って、アンティークな雰囲気が
出ているのですが、これは違うやり方で磨いて
いるようです。
手で磨くには形が異形で細かい部分もあるので
洗濯機のようながらがら回る機械の中に入れて
傷をつけてこのような雰囲気に仕上げるそうです。

次は「まかない」ボウル
これは、下に厚みがあるのですが、
どうやって作っているのでしょう?

上のほうが薄くなるようにプレス
伸ばしていくのですが、上が薄すぎると
縁を巻いていないので触った時に
手が痛くなってしまう為
厚みもしっかり残しているそうです。
そして、プレスだけではなく、ヘラ絞り
という技術を専門でやっている工場に
外注してやってもらい、合わせ技で
作られているそうです。

「ものづくり」とは、それぞれの現場で
何ができるのかを理解して作っていくのが
とても大事なんです、とのことですよ。
確かに、自分のところだけでやろうと
思ったら出来ないことも、その部分を出来る
ところにお願いしたら作れますもんね。
地域で協力して産業を盛り上げる
いいと思います!!

そうして出来上がっていく商品ですが
注意していても「扱い傷」のようなものは
ついてしまうこともあるそうで、最後には
ひとつひとつ目で見て検品が行われて
出荷されています。

検品ではねられた商品は、こんなところで
使われていました。⇩⇩⇩


ショールームのシンクで、洗剤とスポンジ置き
たわし置きに。
なんとも贅沢な使い方!!だけど素敵~

「まかないシリーズ、全部を揃える必要は
ないと思うんです。
今までお使いのものとも合いますから
合わせてお使いになってくれれば
いいと思ってます。」
と話す江口さん。商売っ気がないというか
正直者といいますか・・・
とてもいい人なんです。

2020年に出来たショールームには
コンテなど一菱金属の商品はもちろん
その他、全国各地のセレクトされた
良い道具が、期間で紹介されています。


山一さんの和セイロ(当店でも取り扱い予定)や
棕櫚などが手書きの使い方と一緒に
紹介されていたり。
なんともほっこりしますが、この絵は
社員の方が書いているそうですよ。
すごいセンス!!!


ここから見えるほどの近くに
背油ラーメンで有名な「杭州飯店」が
ありますので、ショールームに寄った
帰りに、ぜひ行ってみてくださいね。