プロキッチンのお客様宅にご訪問!

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Last Updated on 2023年9月14日 by 中島

プロキッチン バイヤー中島です。

11月中旬のポカポカ陽気の早朝、
店長みさことアクアラインを走ります。

目的地は穏やかな海に面した内房エリア。
この度プロキッチンの長年のお客様である
お二方のお宅を訪問、
そして直接お話を伺うチャンスを頂きました。

まずは干しかごをご愛用の愛梨さん。

太陽のような明るい笑顔が印象的な
愛梨さんは断捨離のお手伝いの
お仕事をされています。

玄関を入ると素敵な空間が広がっていてびっくり。
伺うと築二年のこだわりの詰まった
憧れの注文住宅でした。

とても機能的に作られていて
無駄なものがない!
けれど無機質ではなく、
温かみを感じるお部屋です。

ぷっくりとしたお芋さんも
角盆ざるに載せれば。。。

それもまた絵になる。

ご飯はかまどさんをご愛用。

中華せいろも使ってくださっているそうです。
*現在中華せいろのメーカーが切り替わりました

こちらお友達からいただいた、
こぎん刺しのコースター。

私も欲しいー!

愛梨さんの断捨離は
「無理をしない」がモットー。

この引き出しにはこれ!
と住所だけを決めてあげ、
その中は区切らずに収納。

文房具や書類なども
同じように住所を決めてあげます。

家族の誰が見てもわかるように
シールが貼られています。

私も住所は決めているんですけれどね。
定員オーバーのため常に引き出しが
閉まらない状態でして。。。

「全ての容量を把握しましょう」

は、はーい、先生。

驚いたのは
掃除や洗濯をする手間を省くため、
カーテンを付けなかったこと。

道路側の人から見られそうな窓だけ、
段ボールで塞ぐのだとか。

お家側にはお子さんが描いた絵が
見えるように。

可愛いー!
まるで展示されているかのようです。

ゴミ箱も洗う手間を省くために
段ボール箱の中にゴミ袋を入れて
流し下の見えないところで
分別ゴミをされていました。

なるほどーとは思いましたが、
プロキッチンでは素敵なゴミ箱
取り揃えておりますので、
ここはさらっと聞き流して頂きたくー。

「物の力ってすごいんですよね。
物にも心があるんですよ。」

と語る愛梨さん。

物との対話は自分との対話、
物と向き合って居心地が良いか
悪いかを判断。

心に響く物だけをとっておき、
少しでも違和感のあるものは
断つ勇気を持ちましょうとのこと。

中々物を捨てられない人は
未来への不安そして
過去に引きづられていて
今に軸が合っていないのだとか。

未来や過去ではなく今、
響くのか響かないのかで判断しましょう。

また自分が必要ないと感じたものでも
他の人には響くことがあるそうで。。。

こちらのウクレレは
断捨離のお手伝いの時に
手放すことになったウクレレを
お持ち帰りしたものだとか。

お家の中の土間スペースに
素敵に飾られていました。

「物にも命があり、
それを使い切ることが大切なんです。
そうでないと物に失礼ですよ。」

そうですよねー。
分かってはいるんですけれど、
いつか着るかなーとか、
これ高かったしなーとかで
なかなか捨てられず、
物は溜まっていくんですよね。

物が溢れていても、
それが心地良ければOKなんだそうですが、
わが家族は常に探し物をしていて、
物があり過ぎることは自覚しておりまして、
全く心地よくはないんですよね。

来年実家へ引っ越すことになりました。
これを機会にわが家の全ての物との対話を
じっくりとやっていきたいと思います。

玄関先のシンボルツリーの
愛梨さん曰く
「サツマイモ色」の落ち葉。

可愛らしい落ち葉を後に
次のお宅へ向かいます。

車を走らせ20分。
到着したのは煙突屋根の
山小屋風なお家。

そして。。。

紅葉が見事なこちらのお庭!
ここはどこかの避暑地?
いえいえ、千葉県です。

こちらの家主はMulleさん。

まだプロキッチンが産声をあげる前の
並行輸入のル・クルーゼのみを
販売していた頃からのお客様。

このル・クルーゼの数々。
すごいですね。

「これはこの前のプリンを作る時に使うのよ」

と愛梨さんに話しかけるMulleさん。
実は前出の愛梨さんとはお友達です。

ル・クルーゼでプリンということは
蒸しプリンかな。

全て現役で使われているご様子。
お料理もお上手なんですって。

これはヤカンの鉄板、
柳宗理ですね。

ムーミンマグのコレクターのようです。
私も愛用している昔のスニフだ!

北欧アンティーク食器の
コレクターでもあります。

Mulleさんもかまどさんをご愛用。

それぞれお庭でとれた柿や
頂き物のパンを持ち寄り、
手際良く器に盛り付けます。

今回お二人をご紹介いただいたのは
干し野菜研究家の廣田ゆきさん(右奥)。

ご自身も千葉県に移住され、
自然を感じながら生活を楽しんでいるとか。
確かにこの空間、時間の流れがいつもと違う。

最近増築されたこちらのお部屋は
ご自身で作られたそうです。
家って自分で作れるの?
驚きばかりです!

それではコーヒータイム。
Mulleさんは珈琲を淹れるのが
とてもお上手なんです。

実は私は珈琲があまり得意ではなく、
ミルクを入れないと飲めないのですが、
今回淹れていただいた珈琲は
スッと喉を通り抜け、
ミルクなしでも美味しい!って感じました。

ポイントはきちんと豆を量ること。
中煎りだと二人分で24gだそうです。

中央のドライフルーツは
廣田ゆきさんのお手製。
キウイやりんごのドライフルーツは
自然の甘さが十分に引き立ち、
優しい美味しさです。

私も愛用している三谷龍二さんのフォーク。
お揃いだー!

北欧食器が大好きなMulleさん。
岡尾美代子さんに影響されて
アラビアの白いお皿に心惹かれ、
結婚を機に色々と揃え始めたそうです。

「欲しいと思っていると
不思議と縁があって手に入るんですよ」

と語るMulleさんが
最近手に入れたお皿はこちら。

「好きなお皿に盛り付けると
ただの炒め物でも上げてくれるというか。。。」

そうそう、私も同じように感じています。

そのうつわとの出会いから、
わが家へ迎え入れた時のことなど
思いがたくさん詰まっている
わが家のうつわたち。
どれもこれも愛しくて、
私の作る料理はうつわも合わせて完成形。

という私も面倒な時は
納豆をパックのまま食卓に
出したりしますけどね。
そんな時は疲れている証拠。

足つぼマッサージに行ったり、
友達と美味しいランチを食べに行ったり、
愚痴を聞いてもらったりして気分転換をし、
生活を楽しむ心のゆとりを取り戻しています。

愛梨さん、Mulleさんからお話を伺い
プロキッチンのお客様と私は
うつわや調理道具に対して
同じような気持ちで接しているんだなと
改めて思いました。

器好き、調理道具好きの
おしゃべりは尽きることなく、
後ろ髪ひかれながらの
お別れの時間となりました。

笑顔の素敵なお二人にさようなら。
楽しい時間をありがとう!

今水面下で企画中の
来春開催予定、プロキッチン蚤の市。
そこでMulleさんの淹れた珈琲と
廣田ゆきさんの干し野菜が
味わえるかもしれませんよ。

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