中尾アルミさんの工場見学~アルミ製品ができるまで~

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プロキッチン見目です。

プロキッチンで取扱がスタートした
中尾アルミさんの工場見学に
スタッフ三木と一緒に行ってきました。

工場見学の前にまずはお店の見学。
場所は浅草の調理道具街
と言えばここ合羽橋です。

おしゃれな店構えで調理道具の販売だけでなく
喫茶カウンターも有りコーヒーも飲めます。
合羽橋散策の途中で
ほっと一息できるのもいいですね。

店内には有名シェフのサイン!!
たくさんの料理人に長年愛用されているのが
良くわかりますね。

プロが使う大きいサイズから
家庭用のサイズまで
種類豊富な中尾アルミ製品が
ずらりと並んでいます。
まずは、プロキッチンでは
雪平鍋、やっとこ鍋から扱いますが
他の商品を見ると
「パスタならこのフライパンだよね」
「持ち手がステンレスだと
熱くなりにくいし、家庭向きだね」
と自分の買い物をするかのように
次に扱いたい商品の話に花が咲き
「そろそろ工場の方へ…。」
と言われるほどじっくり見てしまいました。

中尾アルミ製品をたくさん
見たい方には合羽橋のお店がおすすめです。

合羽橋から車で2時間、
茨城県にある中尾アルミさんの
工場に到着しました。

さっそく工場見学スタートです。
最初に見せてもらったのは
アルミのボックスです。

まずはプレスで型押しします。

平らなアルミ板があっという間に
ボックス型にプレスされていきます。

余分な部分をカット。

切りっぱなしだと怪我してしまうので
内側に丸め込むように加工していきます。

驚いたのが細やかな加工。
一見デザインかなと思うくらいの事ですが
使い手の事を考えてできた加工なんです。
上から数センチの部分に一周ぐるりと
へこみの加工があるのがわかりますか?
これがあると重ねた時に安定して動きずらいんです。

裏にある2本の線のような加工は
変形防止のためのもの。
長年使ってもらえるように
様々な加工をしているんですよ。
このひと手間に、見学して
初めて気が付きました。
道具を長く愛用してもらいたい
と使い手を思ってるからこそ
できることだと思いました。

見学して早々の感動ポイントに
「すごい!」
をずっと連呼していました。

次はフッ素樹脂加工のフライパン。
工程の流れはほとんど同じなので
省略します。

ずらっと重ねて並んだ加工済みのフライパン。

テフロンってすぐ剥がれちゃうからなぁっと
思っていたら、中尾アルミさんの
テフロンフライパンは全然違うとのこと。
一見、他のテフロンと違いがわからないのですが
作る工程が違うんです。
しっかりと圧をかけて圧縮したアルミ板に
テフロンを貼り合わせてから
フライパンの形にプレスします。
そうする事によってしっかりと合わさり
はがれにくくなるそうです。
すぐにはがれてしまう
安いテフロンのフライパンは
あとから貼りつけたり、
圧縮してないものの上につけるから
剥がれやすいとのこと。
「知らなかった!すごい!欲しい!」
とここでも連呼していました。

次は業務用の大きな寸胴鍋。

人がすっぽり入ってしまいそうな
大きな鍋も作っているんですね。

そしてようやく雪平鍋の製作へ。

最初は底面に槌目で模様をつけてプレス。
鍋型にします。

次に槌目で側面に模様をつけます。

均一についた模様は表面積を増やして
熱伝導を高めるため、
アルミニウムを叩くことで
強度を高めるためです。

完成した商品がたくさん並んでました。
これがプロキッチンにも届くんだなぁ
と思うと親心のように見つめてしましました。

広ーい工場では他にも
いろんな商品を作っていました。
まだまだ紹介したいところですが
まずはどんな風にアルミ製品ができるのか、
そして中尾アルミさんが丁寧に
使い手の事を考えて作っていることが
みなさんに伝わったら嬉しいです。

次回は
中尾アルミさんの工場見学~アルミ製品の虜になった理由~
をご紹介します。

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