【燕三条出張記③】台屋 鰹節削り器~作り方~

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プロキッチン 石田です。

10月に新潟県の燕三条で開催された
「燕三条・工場の祭典」

燕三条ではプロキッチンでも人気の商品が
いろいろ作られているんですよ。
いつもは見ることのできない製作現場を
見学してきました。

今回ご紹介するのは大工道具の
「鉋(かんな)」の台を作っていた
山谷製作所さんが作った「台屋の鰹節削り器」
鰹節削り器の製作工程を見せていただきました。

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「台屋は、木の部分を作るのが本業なので
鍛冶屋ではなく木工屋です」と社長さん。
基本的にすべて手作業で進められます。

まず、工場2階で3年ほど乾燥させた木を
カットするところから始まります。
1115a

乾燥させた木の端を直角に切り厚さをそろえ
最後に同じ長さにカットします。
1115e

刃を入れる部分を削り穴をあけます。
1115c

ここからは職人技、
カンナの刃は1枚ずつ大きさが微妙に違うので
それに合わせて微調整。
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ノミは毎日研いで、なくなるまで使う
見せていただいた手前の一番古いノミは
20年もの!まだまだ現役!
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仕上げに削った時に鰹節が出るように
刃の部分を出します。
刃の形も1枚ずつ微妙に異なるため
台もそれぞれに調整して仕上げます。
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こうやって1つ1つ作っているので
量産はむずかしいそうです。

職人さんが手間暇かけて作った鰹節削り器は
丁寧に使えば間違いなく一生もの。
使いにくくなったらメンテナンスもしてもらえます。

大事に長く使っていきたい日本の道具です。

次は台屋さんのレポート【燕三条出張記④】台屋の鰹節削り器 ~お手入れ~(スタッフ見目)です!台屋さんで鰹節削り器のお手入れ方法をご紹介します。

台屋の鰹節削り器はこちらから
https://www.prokitchen.co.jp/products/list.php?category_id=328