おもてなし気分をUPするお料理のひと工夫

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Last Updated on 2023年7月24日 by 千秋

プロキッチン三木です

金木犀の香りが漂う季節になりましたね。
美味しい食べ物が出回る私の大好きな季節です。
そして秋と言えば運動会や行楽シーズンですね!

プロキッチンでは現在
お重キャンペーンを開催中なのですが、
イベント事以外でも
もっと気軽にお重を使って欲しい!
ちょっとしたおもてなしやお茶の時間にも使える
お重を使ったコーディネートの特集があるのです。

それが、7月に公開された
夏のお重特集』なのですが、
お重を日々の器として取り入れて
ちょっとおもてなし感を楽しんでもらえる
お重の使い方をご紹介しているので
まだご覧になったことが無い方は
是非チェックしてみてください~♪

実はこの瑞々しいお料理の数々と盛り付けは
プロキッチンOGスタッフの笹間さんが
準備してくれたものなのです。
お客様や他のスタッフたちから
特集の中で盛り付けられていた料理について
「どうやって作ったの?」
「味付けはどうしたの?」
などの声を沢山いただいたので
みなさんの気になるお料理について
先生として笹間さんを迎え、
おもてなし気分をUPする
「ひと手間のポイント」聞いてみました。
教えて笹間先生!

“見た目のポイント!
あしらいや、飾りがあるだけで
見た目の華やかさがアップしますよ。
【ひと工夫 その1】抜き型


抜き型 カニ 小で抜いたカニ

抜き型 曲瓢箪 4号で抜いた瓢箪

抜型で抜いたビーツのカニと冬瓜の瓢箪
ビーツは皮ごと少しの酢を入れた水で
茹でたものを型抜きしたそうです。
お酢を入れると色がより鮮やかになるとのこと。
冬瓜は出汁で煮ただけのシンプルな味付けだそうです。

【ひと工夫 その2】より人参

あしらいに使っていた
くるくると捻じれている人参
正しくは「より人参」と言うそうです。
厚さ1mm弱のかつら剥きにした人参を
芯側をまな板側にして広げ、斜めに細く切り、
冷水にさっとくぐらせてから串や箸などに
巻き付けてばねのような形に成型するのだそうです。
大葉やつまだけでなく、
こういったあしらいを忍ばせるだけでも
ぐっとおもてなし感を演出できますね!

“美味しさのポイント!”
せっかくならさらにおいしくいただくために
下ごしらえやゆで方にもこだわってみましょう。
【ひと工夫 その3】下ごしらえ

まぐろの刺身の下ごしらえ
まぐろはキッチンペーパー(くらす三彩)
巻いてラップして、盛り付ける直前に
冷蔵庫から出して切ったそうです。
笹間先生曰く、ドリップの状態によっては
変色することがあるけれども、
スーパーで買ったまま一晩置くよりは
美味しいと思いますとのこと!
確かに実際食べたときに水っぽさが無く
とてもおいしかったことを覚えています。

【ひと工夫 その4】ゆで方

ばらけない素麺のゆで方
そうめんは麺がばらけないよう、
先に束の片方をお湯につけた後、
ぎゅっと握ってまとめてから全体を茹でます。
束の半分の量50g位がやりやすいとのこと。
ゆであがったら、握って固めた部分は
切り落として盛り付けます。
このひと手間で鍋の中で麺がバラバラにならず
品よく盛り付けることができるのだそうです。

“調理のポイント!”
素材に合わせた火入れや
少しの味付の工夫でいつもの料理が
何段階も美味しくなります。
【ひと工夫 その5】食材ごとに炊く

炊き合わせの調理方法
基本的には優しい味付けの出汁で
煮ているのだそうですが、
笹間先生は野菜ごとに別々に煮ているそうです。
野菜ごとに火の通る時間が異なるので、
それぞれの固さに合わせて煮てあげているとのこと。
それにより、それぞれの食感が生きた
おいしい炊き合わせとなっていました!
ちなみにナスも出汁で煮ただけで
素揚げはしていないそうです。
丁寧に隠し包丁を入れたなすは
素揚げをしていなくても十分味が染みていて
美味しかったです。

【ひと工夫 その6】実は簡単なレシピ

砂肝スライスの小鉢
砂肝スライスの和物は、砂肝、玉ねぎ、茗荷、
青じそを切って和えただけだそうです。
この撮影の時はポン酢にすこしゆず果汁を
入れてくれていたそうです。
砂肝の下処理が慣れないと
面倒かもしれないけど、簡単で美味しいので
オススメだそうです。
作り方を書き出してみると
とてもシンプルなのですが、
市販のポン酢にゆず果汁を足すだけで
さわやかなゆずの香りが立ち、
歯ごたえも楽しくおいしかったです。
鶏皮でやってみても美味しいかもしれないですね!
スタッフ千秋はレシピを聞いてすぐ作っていました。

【ひと工夫 その7】上手にお惣菜を使う

ちなみに、今回盛り付けてあった焼き物の
ホタテと鮭はお惣菜を盛り付けたのだそうです。
飾り付けの実山椒の醤油漬けと茗荷の浅漬けは
笹間先生の自家製です。
こんな風な小皿使いと盛り付けをされると
まるでお店で出されたみたいに見えますよね!
器の力って偉大だなぁと、しみじみ思います。

全部自分で用意しようと思うと大変ですので、
お惣菜などに頼れる部分は頼りながら
自分のペースで「ちょっと特別」感
楽しんでみてくださいね。
小皿ひとつでガラッと雰囲気が変わります。

以上がひと工夫の数々の解説でした!