Last Updated on 2023年7月21日 by 中島
プロキッチン バイヤー中島です。
本当は昨年行くはずだった九谷出張。
延期延期となっていましたが、
九谷青窯代表の秦さんより
熱烈なラブコールもあり、
感染対策を万全にし、
今年3月末に行ってきました。
前回は日帰り出張で時間が足らず
慌てて帰路についたので、
今回は泊まりでの出張です。
同行者はWEBチームの岩谷。
プライベートでも
お出かけする仲の岩谷は
お料理名人のお母様の影響を受け、
和食器の目利きでもあります。
今回はアドバイザー兼カメラマンとして
同行してもらいました。
3月末は岩谷も私も
卒入学の子どもをかかえ、
公私ともに目まぐるしい
毎日を送る日々。
実は翌日二人とも子どもの
お弁当が必要な日だったんです。
それぞれパパさんに頑張ってもらい、
家族の協力もあっての一泊出張でした。
何とか早朝フライトの機内へ滑り込み、
前回同様小松空港で秦さんのお出迎え。
「暇なんですよー。」
っていつもの照れ笑いからスタートです。
「まずは堀畑のところへ行きましょう。」
と車を走らせ堀畑さんの窯へ。
相変わらず愛くるしい堀畑蘭さん。
前回と違うのは青窯を独立し、
一国一城の主というところ。
前にも増して凛とした印象でした。
まずは以前からメールや
お電話でやり取りしていた
人気柄「イチゴ」「スイカ」の
新作について。
「そば猪口と一緒に使える
豆皿があるといいかなって
思うんですよねー。」
とご相談すると
「こんなのはいかがですか？」
と出してきてくれたのが、
箸置きとして作陶している
小さな豆皿。
ふむふむ。
ここにイチゴとスイカが。
なかなかいいんじゃない？
っていうことで、
いくつか絵付けして頂き、
後日送って頂くことに。
そして出来上がってきたのが
現在発売中の
こちらの箸置き4個セットです。
本当は4パターンのうち、それぞれ
どれか一つを選ぶ予定だったんですが、
どれもこれも捨てがたい。
店長みさこの
「4つセットにすればいいんじゃない？」
のアイデアをいただき、
箸置き4個セットの誕生となりました。
名前は箸置きですが、
そば猪口とセットで
薬味入れとして使ったり、
六つ目かごの豆皿の一つとして使ったり、
箸休めのえびすめを盛り付け
お汁粉に添えたり、
一人分のいちごジャムをよそって、
トーストに添えたりと
使い方は自由です。
裏に絵柄により1-4の
ナンバーの型押しがされています。
そんな細かな部分も
チェックして頂けると嬉しいです。
そして今回の買い付けの課題だった丼。
半月盆に乗せてしっくりくるような
作家ものの丼が欲しいねと
岩谷とも事前打ち合わせで
話していました。
「丼ならこちらはどうですか？」
と出してきてくれたのが、
こちらの丼。
奥のマーガレットもいいけれど、
私が気になったのは。
手前の丼。
「名前は染付花畑って言います。」
お花畑～！
なんて素敵なネーミングなんでしょう。
この丼で鴨南蕎麦を
すすっている自分を想像したら、
とても幸せな表情をしていました。
こちらは10月末か11月上旬には
発売予定です。
そして最後にご相談したのが、
これも2年越しの企画。
堀畑さんが描く唐子が
何ともキュートで愛らしい。
その唐子が描かれた
豆皿をお願いしました。
これらはおそらく
来年にはお披露目できるのでは
ないかと思います。
現在金沢の方で
個展をされているそうでして、
終了次第、スケジュールを
相談することになっています。
EXILEな唐子や
欽ちゃんな唐子
おしゃまな唐子
などなど、
堀畑ワールド満載な
豆皿になっていますよ。
お楽しみに！
「それでは青窯へ行きますか。」
すっかりお抱え運転手、
はたまたツアーコンダクター？
として動いてくださる秦さんの
ご厚意に甘えっぱなしで、
車に乗り込み、青窯へ向かいます。
2021九谷買い付けの旅。
次は九谷青窯編へ続きますー。