国産桐材使用。プロキッチン限定販売の日本桐パン箱です

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Last Updated on 2022年11月14日 by 北村

プロキッチン 中島です。

桐の米櫃やパン箱でおなじみの
福岡に店を構える増田桐箱店。

コロナ禍ということもあり、
中々福岡まで伺うことが叶わず、
今までお電話とメールでの
やり取りだけでしたが、
今夏は久々に東京での展示会に
出展するとご連絡を頂き、
お会いしてきました。

「おぉ、中島さん。
スーパーお世話になっています!」

と笑顔で対応してくださった
増田桐箱店の藤井さん。

そんな藤井さんから持ちかけられた話が
国産桐を使った限定100個のパン箱でした。

福岡を含む北九州は
陶芸が盛んな地域として有名ですが、
特に色鮮やかな有田焼は
絵付けに手間がかかり
高価な美術工芸品として有名です。

まるで呼吸しているかのように乾湿調整をし、
中を一定の快適な状態に保つ桐箱は
その焼き物を入れる箱として
重宝されていましたが、
コロナ禍で陶器市も激減。

現在は高齢化も加わり、
廃業に追い込まれる
桐箱店もあるそうです。

桐箱を作るまでには、
まず丸太を4つ割りにし、

3年ほど雨露にあてながら
じっくり乾燥させ、
さらにそれを板の状態で
数か月乾燥させて。。。

と、かなりの手間暇をかけて
反りや狂いの起こりにくい
材料を作り出します。

更に国産桐は中国桐やアメリカ桐と比べると
曲がりの多い木が多いそうでして、
1本の丸太から利用できる部分が
とても少ないそうです。

そんな貴重な国産桐材が
廃業により廃棄されてしまうことを恐れ、
何か有効活用できないかと
考えた増田桐箱店の藤井さんは、
資材の受け入れを申し出て、
この度100個限定で
国産桐のパン箱を作ることに
したのだそうです。

「国産を使うにはそれなりの
コストと時間はかかりますが
それだけ乾燥に時間をかけたものは
永く使うために木の本来の
狂いや反りがおこりにくいのです。
すでに発売しているパン箱も
十分に桐材の効果は得られますが、
よりものを大切にしたいという方に
使って頂きたいと思っております」

とおっしゃる藤井さん。

まず最初にプロキッチンに
お声がけしてくださった理由を
うかがってみると、
プロキッチンなら、
この国産桐のパン箱が
生まれたストーリーを
丁寧に語ってくれるだろうと
思ったからだそうです。

実際に手に取って見ることができない
オンラインショップということで、
スタッフ全員で試行錯誤して
作り上げてきた私たちのサイトを
そのように評価して頂けたとは
感謝感激!

木材のサイズの関係で、
パン箱を作成することは
決まっていたのですが、
既存のパン箱と違いを持たせたかったので、
持ち手を皮ひもにして
いただくことにしました。

組紐の持ち手が粋な
増田桐箱店 パン箱 1.5斤用

貴重な国産桐材で作られた
増田桐箱店 日本桐パン箱 1.5斤用

どちらも桐材ということで、
防湿などの効能は同じですが、
国産桐は他と比べると油分が多いそうで、
使えば使うほど艶が出てくるそうです。

桐材で作られたパン箱の効果は
店長みさこの実験でも実証済み。

カビ検証もしておりますので、
こちらのブログもご一読くださいね。

一本の丸太から管理をし、
手間暇かけて作られた
国産桐材使用。

プロキッチン限定販売の
増田桐箱店 日本桐パン箱 1.5斤用
100個限定で販売中です。