家事問屋が生まれる聖地、燕三条に行ってきました!

投稿日: カテゴリー プロキッチンから, メーカー訪問タグ , , ,

Last Updated on 2023年9月28日 by 小林

こんにちは、プロキッチンの三木です。

12月に店長美佐子
ステンレス製品の聖地である
燕三条へ出張に行くということで、
私もくっついて様子を見てきました!

日々たくさん
ご注文をいただくステンレス製品ですが
どのような工程を踏んで出来上がるのか、
その時に撮影した写真とともに
ご紹介していきたいと思います。

工場見学をさせてもらったのは
プロキッチンでも人気のブランドである
家事問屋の製品を作っている工場です。

家事問屋の根っこの部分ともいえる
産地に根差し、「ずっと使いたい」
家事の道具を「ずっと」つくり続ける。
という考え方のもとに
燕三条にあるいくつもの工場と技術を
フルに活かしてつくられている家事問屋製品は、
どこか懐かしい感じがしながらも
シンプルで使いやすいのが特徴です。

さてさて家事問屋の説明はここら辺にして
実際の工場の様子を見ていきましょう。

まずはステンレスのワイヤーや
メッシュを加工する工場を
見学させてもらいました。
ふきん掛け水切りバスケット
大人気の蒸しかごのメッシュもありましたよ!


いろいろな商品の型に合わせて
変形されたワイヤーたち


もともとはこんな風に巻いて保管してあるものを
機械を通してまっすぐにしてから加工をするそうです。


プレスされる前の水切りバスケットの網


こちらはまさに水切りバスケットの
加工をしているところです。


これは見覚えのある形…

現場の方からメッシュの単位の考え方を
教えてもらいました。
みなさんはザルやかす揚げなどの商品ページで
12メッシュとか14メッシュなどの
数字を見たことありませんか?

このメッシュという単位は、
1インチ(2.54cm)の中に
いくつマス目があるかを表しているそうですよ。
つまり、メッシュ数が小さいほど
目が粗くなるということになります。
勉強になりますね~。

余談はさておき、
お次は味見スプーンやその他のカトラリー、
下ごしらえボール調味ボールなどの
型抜きやプレス、研磨加工をしている工場です。
有名な飲食店のカトラリーも作られていましたよ。

1本のスプーンができるまでの工程を
わかりやすく説明してくださりました。
1本のスプーンが完成するまでにも
いくつもの工程を経ているのですね。

スプーンの型を抜くのにも
できるだけ無駄が出ないように
向きを変えて抜くんだそうです。


抜いて余ったプレートはリサイクル。
環境にも配慮していますね。

プロキッチンにもファンが多い
下ごしらえボールや調味ボールって、
一見シンプルなので一回プレスしたら
出来上がるものだと思っていたのですが、
それが大間違い。

まずボールの形にプレスした後、
余分な部分を切り落としてから
注ぎ口の部分を型押しして
さらにメモリ部分も型押しをした後
研磨をして洗浄してようやく完成です。

1つの商品がこんなにたくさんの工程を踏んで
でき上っているのだと知り驚きました。
しかも商品によっては一つの工場で
いくつかの工程かをまとめてできるものもあれば、
1つ加工したらまた別の工場に移動して
続きの加工をしてもらうものもあるそうです。

そうやって地域ぐるみで
ものづくりをしているのって
なんだか温かい気持ちになりますよね。
今回の見学を通してますます
大切に使おうという気持ちになりました。

最後に、家事問屋の生みの親である
下村企販さんの本社へ
お邪魔させてもらいました!

まるでショウルームのような内装にびっくり。
展示会でも目にする家事問屋ブースも
そのままフロアに設置されていましたよ。

完全にお客さん気分で
商品を物色して満喫してしまいました。
同じフロアには下村企販製品以外にも
燕三条の工場で作られている
商品も展示されていました。
地域ぐるみでものづくりをしていることを
とても大切にしていることが伝わってきますね。

と、ここで
いろいろな工場などを見学させてもらったら
おなかがすいてきた!!
ということで、唐突ではありますが
燕三条グルメをご紹介。

やっぱり燕三条といえば背脂醤油ラーメン!
地域柄、冬は寒い工場でも冷めにくく
麵も伸びにくいようにと
背脂たっぷりでしっかりした
太麺のラーメンになったそうですよ。
うんちくはともかく、おいしい!!


こちらのお店では
チャーシュー麺を選んだのですが、
背脂を追加してもらったら
具も麵も見えなくなりました。


中はこんな感じです。
チャーシューともやしたっぷり。
背脂の甘みとしっかりと塩味の効いたかえしが
本当においしくて、
どうしてももう一度食べたいね!
という話になりまして


別のお店で
もう一度頼んだ食いしん坊たちでした。
私、後半ラーメンの話しかしてませんね。笑

実は今回の出張、工場見学だけでなく
新たなお取引先様にも伺ってきたのです。
まだ具体的なお話はヒミツですが、
ご紹介できる日は遠からずです。
きっとみなさんも喜んでくださるはず!

ご紹介できるときが楽しみです。
それまで首をなが~くして待っていてくださいね。