リクエストから生まれた加飾取椀です

投稿日: カテゴリー 店長ブログタグ , , , , ,

Last Updated on 2022年12月19日 by 小林

食欲の秋は過ぎたのに
過食がまだ止まらない
プロキッチン 店長みさこです。

さて、今日ご紹介するのは
山中漆器のお椀です。

その名も「加飾取椀

かしょく といっても私の身におきている
過食ではなく、加飾😂

そう、お椀の周りに山中の伝統技術
加飾引きを施した、それはそれは素敵なお椀。

じつは、これ、ずーっと私たちが
欲しいと探していた、
とんすいにも使えるお椀
を形にしていただいたものなんです。

木のとんすいがあったら、持っても
熱くないし使いやすいと思うんだよね。
と、口径が広く、浅めのお椀を
探しまわりましたがなかなかこれ!
というものに出会えず、、、
それならば作ってもらえないか
お願いしてみようと
山中漆器の我戸幹男商店さんの
我戸さんにお話をしたところ

「いいですねぇ。やってみましょう!」

と言っていただきました。
そして出来上がったのがこちらです。

見てください!
もう、理想の形とサイズ感。
素敵すぎました~~~✨

直径が13㎝、内側の高さが約4㎝
大きすぎず小さすぎず
とんすいにピッタリです。

そして手に持つとわかる軽さと
持ちやすさ。
これなら、重いものが不安な
ご高齢の方にも安心してお使いいただけると
思いますよ。

そして、高台の部分に指がすっと添えられて
とても持ちやすいんです。

甘い抹茶ババロアも素敵!

それにしても、この加飾引き、美しい
どれもカジュアルというより高級感の
ある模様ですが、しいて言えば
ボーダーのように見える幅が広めの
筋が入った「平筋」がカジュアルな
雰囲気かなと思います。

そして、細かい線が引かれた「挽筋」の
REDは、赤いお椀だけど細い線に黒が
入っているので、黒っぽく見えるから
落ち着いた雰囲気に。

そして、一番豪快な模様がついた
「ビリ筋」は一番落ち着いた大人っぽい
雰囲気が出ていると思います。

どれも本当に素敵ですね。

この加飾取椀は、山中漆器特有の技法が
あればこそ出来たもの。
「縦木取り」といって、輪切りにした丸太を
年輪に対して平行にお椀を縦に取るので
とても頑丈に作ることが出来るからこそ
加飾挽きが出来るのですが、その分
金額も高くなります。

さらに、この加飾取椀は、直径が大きいので
どうしても割高に感じてしまうのですが
1年間、2日に1回使ったとして182日。
9680円÷182=53円。
1日たった53円でこんなに素敵なお椀を
暮らしの中で使えるんです。

しかも、これは1年どころではなく
一生使えますから、そう思えば決して高い
買い物ではないと思います。

これは家族分揃えたい。

そして、父と母にもプレゼントする予定。

結婚祝いや新築祝いなどのお祝いや
敬老の日の贈り物などにも
センスのよい贈り物になりますよ。

我戸幹男商店さん、ありがとう

最後に、加飾取椀の撮影時に一緒に使った
アイテムをご紹介いたします。
とんすいのイメージ撮影の時に
登場しているのが、抜群の蓄熱性で
鍋料理も美味しく調理してくれる
ココチ舎のキャセロール鍋

鍋が食べたいな〜よりも、この鍋や
とんすいが使いたいから・・・
の理由で鍋料理の出番が増えそうです。

ぜんざいや抹茶ババロアを盛り付けるときは
半月盆のSサイズ

キントーのプレイスマットの上に
載せてみました。

トレイに載せるだけでお店屋さんの
雰囲気になるので、この使い方はぜひ
真似っこして欲しいです。