【スタッフブログ】包丁のサビのお手入れ

投稿日: カテゴリー お手入れ方法タグ

Last Updated on 2023年2月7日 by 中澤

スタッフ中澤です。

前回のブログ
庖丁工房タダフサの包丁は
食材を切る刃の部分は鋼のため
錆が出ることがある、という話をしました。
今回はこのサビをお手入れしていきます。

まず、一般のご家庭にありそうな
お手入れ用品はこちらです。

・メラミンスポンジ
・ワインなどのコルク栓
・重曹
・クレンザー

包丁を使っている間に、
野菜などの灰汁によって、
包丁の表面がうっすら変色してきます。
その場合にはメラミンスポンジ
全体をこすっていただくと
くすみや変色を落とせます。

茶色っぽく薄い色の錆が出てしまった場合は
重曹を包丁に振りかけて
コルクでこすってください。
薄い錆はこのお手入れで
ほとんど取り除くことができます。

重曹で落としきれなかった場合は
クレンザーを使ってください。
重曹よりも研磨力が高いので、
濃い色の茶色い錆も
だいたいきれいになります。

 

黒っぽい錆は茶色い錆よりも根深いので
重曹やクレンザーでは落とせません。
そういうときは最終手段として
錆び取りを使いましょう。

当店でご紹介している
さび取り サビトール
消しゴムのような研磨剤で
とても手軽に使えます。

包丁の背やあごの下の部分も
意外と錆びやすいので
さび取り サビトールを使って
ゴシゴシしてあげてください。

自分で手入れをすることにより
多少表面に傷がつきますが
それも長く使ってきた証として
愛でていただけると良いと思います。
どうしても気になる場合は
プロに研いでもらい、
表面も研磨してもらうと
ピカピカになって気持ちもスッキリします。

特に気になっていた切っ先の黒い錆も
サビトールできれいに落とせました。

 

鋼の包丁も意外と手入れが簡単だな、と
思っていただけたら
とてもうれしいです。
錆が軽いうちにお手入れをしていただくと
時間も手間もかからず簡単です。
ステンレスの包丁に錆が発生した場合も
お手入れ方法は同じです。

錆びてしまってもがっかりせず、
お手入れをしてあげてくださいね。