【スタッフブログ】包丁の工場見学にいってきました

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Last Updated on 2022年11月17日 by 北村

プロキッチン 中澤です。

おうち時間が長かった間に
お料理をする時間が増え、
包丁研ぎが習慣化したという方も
多いのではないでしょうか。

少し前にプロキッチンスタッフ数人と
オフィスで包丁を研ぎましたが
みんなちょっとしたコツを掴んで
定期的に包丁を研いでいるようです。

 

先月、久しぶりに遠出をして
福井県にあるタケフナイフビレッジに
見学に行ってきました。

日本の包丁のつくりかたは
鋼を加熱して叩いて形をつくる方法と
鉄の板を切り出してつくる方法と
大きく分けて2パターンがあります。
今回は「鍛造」と呼ばれる、
鋼の塊を加熱して叩いてつくる方法を
見せていただきました。

職人さんが高温の炉で加熱した鋼を
スプリングハンマーの台に置き、
ハンマーのスピードを調節しながら
手際よく鋼の向きや位置を変えて、
ドンドンドン、トントントンと
鋼を叩いていきます。
焼いたり叩いたりを繰り返し
長く平らにのばしたり
柄に差す棒状の部分をつくったり
あっという間に包丁の原型が
出来上がっていくのを
じーっと見入ってしまいました。

 

何時間でも見ていたいほどでしたが
仕上げの工程も見たい!と
次は包丁に刃をつけているところを
見学しました。
包丁の形の鋼を研いで
切れる刃をつくっていく工程では、
一般の人が使っている砥石とは違い
ベルト式の研磨機で研いでいましたが、
木製の型に鋼をはめて
角度を少しずつ調整しながら研いでいる様子に
職人さんの繊細な技を感じました。

今回見せていただいた、
成形から研ぎの間にもたくさんの工程があり
鋼をつくるところから柄をつけるところまで
20以上の工程があるそうです。

1本1本焼いて叩いて成形され、
1本1本刃をつけていく丁寧さを間近に見て
刀鍛冶から包丁の製造までの年表や
歴史的な資料からも
じっくり学ぶことができました。
大人になっても社会科見学は
わくわくするものですね。
いつか包丁の鍛造体験をしたいと強く思い、
包丁研ぎも引き続き鍛錬したいと思いました。

プロキッチンでは
渋くてカッコいい鍛造の包丁をご紹介しています。
進藤恭平さんが作る黒打両刃包丁
切れ味抜群の鋼の黒打包丁を
ぜひ商品ページでご覧ください。