![えんける道具店](https://image.rakuten.co.jp/prokitchen/cabinet/enkel/enkel-top.jpg)
えんける道具店 加藤さんのつくる甕(かめ)
常滑焼きの街、愛知県常滑市で店舗を構える「えんける道具店」には、
岐阜県多治見市で13代続く職人、
加藤さんがつくる愛嬌のある甕(かめ)が並んでいます。
各種そろった使いやすそうな大きさもさることながら、
甕のイメージを変える独特な色合いにも興味をそそられ、
眺めているだけで何を盛りつけようか、と思わず考えてしまうほど。
![中尾アルミ](https://image.rakuten.co.jp/prokitchen/cabinet/enkel/enkel-page_1b.jpg)
日本人の知恵から生まれた甕(かめ)はとても身近な台所道具であり、
ここぞという時に頼りになる保存容器です。
陶器ならではのぽってりとした厚みがあるため、温度変化の影響を受けづらく、
中の温度を一定に保つことができます。
ゆえに、一番適している食材は発酵食品と言われています。
もちろん、味噌や漬物などの発酵食品だけでなく、
日々の食卓に並べるごはんのおともやおかずを
自由に入れて使うことができます。
気軽に使えるプラスチックの保存容器は便利だけど、
実はおいしく保存するのは苦手な分野。
保存容器にも得意不得意があり、適材適所で使い分けるといいのです。
![中尾アルミ](https://image.rakuten.co.jp/prokitchen/cabinet/enkel/enkel-page_2.jpg)
加藤さんがつくる甕(かめ)は中に保存している食品が
少しずつおいしくなっていく不思議な甕。
その秘密は素材の「土」にあります。
土には自浄作用や調湿効果に優れた呼吸をする土といわれる
「珪藻土」や消臭・抗菌作用があり、
水を浄化しまろやかに美味しくするといわれる
「酸化チタン」が含まれています。
この土がもたらす還元作用、調湿効果によって中の水がまろやかになり、
発酵に適した湿度を保ってくれるおかげで、
漬物つくりや発酵食品の仕込み、
保存した食品がおいしくなるという訳なのです。
加藤さんの甕でつくると漬物はすっぱくなりにくく、
梅干しは色鮮やかに仕上がる、とのこと。使ってみたくなりますね。
![中尾アルミ](https://image.rakuten.co.jp/prokitchen/cabinet/enkel/enkel-page_5.jpg)
また、今でも機械操作に頼らずひとつひとつ手仕事で作られている
この下膨れした丸みのある形が、容器の下にたまりやすい
旨味や塩味の成分を循環させ「味の対流」を生み出してくれるので、
味に偏りがなく最初から最後までおいしくいただくことができるのです。
![中尾アルミ](https://image.rakuten.co.jp/prokitchen/cabinet/enkel/enkel-page_3b.jpg)
加藤さんの甕(かめ)は食卓サイズの1合から
梅干しづくりに適した2升までの5サイズがございます。
1合は食卓にいくつか並べても邪魔にならないサイズ。
2合、3合は愛飲している茶葉を入れたり、
家族みんなが大好きな食品を保存したりするのに適しています。
残ったら冷蔵庫で保存でき、温め程度でしたら
電子レンジをお使いいただくこともできます。
![中尾アルミ](https://image.rakuten.co.jp/prokitchen/cabinet/enkel/enkel-page_4b.jpg)
大きいサイズは梅干し作りやぬか漬け、米などの保存におすすめです。
甕の内側に釉薬を塗っているため酸や塩分に強く、
細菌の繁殖を防いでくれるから最適な発酵環境を生みだしてくれます。
他の容器よりも口が広く中までしっかりと手が届くから
ぬか床のかき混ぜも簡単です。
![中尾アルミ](https://image.rakuten.co.jp/prokitchen/cabinet/enkel/enkel-page_6.jpg)
よく目にする飴色の甕(かめ)とは
またひと味違ったカラーリングが選ぶ楽しみを膨らませています。
ベーシックカラーの茶色や白、モダンな黒、そして小さいサイズは
赤や青などカラフルなものもセレクトしました。
同じサイズでも色で印象が変わるので
手持ちの食器や食卓の雰囲気に合う色を選んでください。
▼バイヤーが語る!スタッフブログもあわせてご覧ください