佐渡産丸盆ざる　30cm

用途の広さと風情のある佇まい
日本製の丸盆ざる

新潟県佐渡市は昔から良質な竹が採れる産地として知られ、工芸品から身近な暮らしの道具まで様々な竹細工が盛んに作られてきました。佐渡の作り手が作る盆ざるは毎日使うことを目的とした台所道具。ひとつひとつ丁寧に作られているけれど、飾り気のない素朴さに手作りの温かさを感じます。

佐渡産の盆ざるは、かまぼこ型のひごを用いてござ目編みと呼ばれる手法で編まれています。



本来、竹のざるは水の膜が出にくく水切れの良い道具ですが、網み目が立体的なため、さらに水切れが抜群。麺類などの水切りもささっ、洗い終わった後の乾きも早いです。



フチの部分は籐を巻きつけ、形が崩れないよう裏側に針金の補強をし、しっかりとした作りに仕上がっています。

そもそも、盆ざるは下ごしらえなどに使う台所道具ですが、深さのないフラットな形はお皿代わりやトレイのように使うのも得意。抗菌効果があり、適度な弾力によって食材へのあたりが優しいから柔らかな食材にも安心です。

鍋の材料をのせておくのに重宝するのが30cm。白菜やきのこ、豆腐など家族分の食材を気持ちよく並べておけます。また洗った食器や野菜などの水切り、梅干しやらっきょう漬けなどの手仕事の下処理、干し野菜、熱に強いので朝食のトーストなどを盛り合わせて食卓に並べても。サイズの目安についてはこちらの特集ページもご参考になさってください。

【この商品について知っておいてもらいたいこと】
自然の素材を用いて人の手で作られる佐渡盆ざる。工業製品のような画一的な製品ではございません。竹のささくれや竹の採取時期によっては竹の染みが見られる場合もございます。また、商品によっては黒い焦げ跡のようなものが見られる箇所がありますが、これは火で焦がしてささくれを取る目的で施されおり、不良品ではないことを予めご理解ください。普段のお手入れは、洗剤はなるべく使わず流水で汚れを落とし、洗い終わったらよく水気を拭き取り風通しの良いところに保存してください。