昔ながらの暮らしの道具、焙じ器。焙じ器は茶葉を焙煎するための道具で、トウジキトンヤの伊賀焼の焙じ器は遠赤外線効果によって香りと旨味が高い茶葉を炒ることができます。この独特の筒型はゆすった時に茶葉が飛び散らず、熱を中に閉じこめるため。金属で炒るよりも熱のあたりが柔らかく焦げ付かずに炒ることができます。では、ほうじ茶を作ってみましょう。
ほうじ茶の作り方
1.焙じ器をガスコンロにかけ温める。
2.茶葉を焙じ器に入れ、弱火で炒っていきます。
3.茶葉が動きだし香ばしい香りがしてきたら、焙じ器を持ち上げゆすって混ぜていきます。(持ち手は熱くなるので、ミトンなどご使用ください。)
4.茶葉の色が変わり、炒り加減がお好みになったら茶葉を持ち手の先から取り出し、お皿に移します。(炒りたての茶葉にお湯を注ぐとシューット蒸発するほど高温になっていますので、ご注意ください。)
5. 使う分を急須に入れ熱湯を注いでお楽しみください。
炒ったほうじ茶は市販のほうじ茶より芳醇で美味。ホットでもアイスでも美味しくお召し上がりいただけます。炒る時間の目安は日本茶で1分くらいでしょうか。短ければ浅炒り。長ければ深煎りになりますので、色々試してお好みの炒り時間を見つけてください。他にもごまを炒ったり、黒豆、コーヒー豆、塩、玄米など香ばしさをプラスしたい食材にお使いいただけます。(香りが移る可能性があります)。ほんの数分でいつもと違うお茶の時間が過ごせ、部屋中に漂うお茶屋さんの香りに心からリラックスできるはずです。
サイズ(目安) | W19.0×D13.5×H8.0cm |
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重量(目安) | 296g |
材質 | 耐熱陶器 伊賀/伊賀耐熱土 |
使用区分 | 電子レンジ ○、オーブン ○、食洗機 × |
原産国 | 日本 |
TOJIKI TONYA/トウジキトンヤについて
2007年、陶磁器製品の卸売りを生業とする問屋が集まってできたトウジキトンヤは、ひとつのコンセプトにもとづいたプロジェクトの名称で、陶器の産地が集まっている東海地方を地盤として地域の製造業者やデザイナーとともに現代のライフスタイルに合わせた陶磁器の提案をしています。日本の陶磁器産業は食文化の歴史とともに歩んでおりそれぞれの生産者と生産地が歴史の中で培ってきた技術を元に、陶磁器業界に新しいデザインと方向性を確立しようとしています。古くは江戸時代から続く窯元も集うトウジキトンヤの、あたたかみのある土の道具をお楽しみください。
台所の道具について
一度購入すると長く使う道具だからこそ、こだわりをもって丁寧に選びたい。毎日の出番は少なくてもここぞという時に存在感を発揮する台所道具は、ひと通りそろえておくと調理の幅を広げ食の豊かさに気がつかせてくれるはず。末永く使える良いものをセレクトしました。