ご購入はお一人様4点までとさせていただきます。
とてもモダンな印象の器です。しかも、見れば見るほど引きこまれていき、この器にはどんな料理が似合うだろう、と想像力がかき立てられます。特に印象的なのが金属のような風合いに仕上がるマンガン釉の美しさ。銅のように黒光りして見える部分、その隙間からのぞく金色の鈍い輝き・・・見る角度によって表情が異なり、テーブルに新鮮な彩りが生まれます。
この器に軽やかさを添えているのが、リムの部分にしのぎの技術を用いて彫られた葉紋。レリーフのように刻まれた葉っぱ模様は色の濃淡が楽しく、料理を盛ると全体がきゅっと締まって見える効果も。深さのある7寸(約21cm)のお皿は揚げ出し豆腐やカレー、カオマンガイなどのワンプレートごはん、スープの器としても使い勝手が良さそう。そして、市野さんおすすめのメニューはカルボナーラ。落ち着きのある色合いに優しいミルク色が映えそうですね。お試しください。
マンガン釉は使うほどに変わる風合いが特徴。使いはじめは指紋が付きやすく、油を吸いやすい性質のため油染みも目立ちますが、使いつづけるうちに馴染んできて徐々にツヤが出てきます。また、黒色と金色の出具合には個体差が大きく、ひとつとして同じ仕上がりにはなりません。さらに市野さんの作品は毎回改良しながら作られているとのことで、作陶の時期によって釉薬の仕上がり、模様や貫入の入り方、器の形状が異なる場合がございます。同じ器の買い足しをご希望のお客様はご理解のほどよろしくお願いいたします。お届けした器は「世界に一つの自分だけの器」として、出会いをお楽しみいただけたらと思います。目止めが要らず電子レンジで温めができるふだん使いの器です。
サイズ(目安) | φ20.5×約H5cm |
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重量(目安) | 400g |
材質 | 陶器 |
使用区分 | 電子レンジ ○、食洗機 ×、オーブン × |
原産国 | 日本 |
ご購入前にお読みください
- 商品写真はサンプルとなります。手づくりの商品のため、同じものはひとつとしてありません。色合いやサイズ、表情、貫入の入り方、模様の入り方はひとつひとつ異なります(2021年6月現在、模様がよりはっきり見えるよう大きめに彫られています。)。作り手のその時の思いを形にしているので、制作時期によっても表情は変わります(画像参照)。
- 窯の中の位置によって、色味が異なることがあります。
- お使いのPC・携帯等端末の環境により、実際の製品と画像の色味が若干異なる場合がございます。予めご了承ください。
市野耕について
兵庫県篠山市、丹波焼の窯元に生まれ育った陶芸家 市野耕さん。陶芸の道を志したのは高校生のとき。ご本人は「なんとなくやりたいな、と思った」と話してくださいましたが、父親である陶芸家の市野雅利さん(ココチ舎)と一緒に陶器まつりで売り子をしたり、小学校では登り窯で焼き物の授業があったりと、幼いころからの背景を知れば、それは自然の流れから生まれたものなのでしょう。その後、京都の陶芸家のもとで学び2016年に独立。現在は、愛媛県松山市から活動の場を故郷の篠山市に移し作陶をしています。凛とした佇まいの中に手作りの温もりを感じさせる器たち。料理と相性がよく、日々の食卓に並べやすい使い勝手を兼ね備えています。使うほどに変化する表情を楽しみながら、自分だけの器を育ててください。