【15%OFF】我戸幹男商店 欅 加飾取椀 ビリ筋 Red【24WS】
熱々を盛り付けても安心
とんすいとしても使える浅広のお椀
あまりの軽さと手触りの良さに、そして繊細で美しい伝統技術に、手にしたまましばらく眺めてしまう我戸幹男商店の加飾取椀。当店では長いこと素敵な木のとんすいを探していたのですが、なかなかときめくものに巡り会えず・・・そんな時に我戸幹男商店さんにお声がけをしたところ、快く引き受けてくださり作っていただいたのが、この加飾取椀です。伝統的な山中漆器の技術を継承しつつ、10年先も価値が変わらない、シンプルで美しいものを作ることをコンセプトにしている我戸幹男商店。この加飾取椀にもその精神が存分に落とし込まれています。
他の産地では見られない山中漆器ならではの技法に「加飾挽き」と呼ばれるものがあります。ろくろを回して木地肌に専用の刃物やカンナを当て模様をつけていくもので、作業に使われる刃物類は木地師によって異なり挽きに応じて使いわけられているそう。
ピッチや間隔の揃った平行筋(挽筋、平筋)と、呼吸を整え一気に刃物を動かす渦螺旋筋(乱筋)があり、木地への当て方、ろくろのスピードによって変わる模様は40~50種類あるとも言われているほど。このビリ筋は斜めに走る躍動感のある模様が特徴。お椀の側面が直線的になっているため、模様がより一層引き立ち表情の豊かさを感じていただけるお椀です。カラーはブラックとレッドからお選びいただけます。
材は「欅(ケヤキ)」。木を輪切りにして木材を取る「縦木取り」で作られています。縦木取りは木地が丈夫で歪みが出にくいことから、うすひきでもこのような加飾を施すことができるのです。さらに、見た目の重厚さとは裏腹に山中漆器らしいうすひきで作られているため、身構えて持ってみると意表をつく軽さに驚きます。この軽さはかなり取り回しがしやすそうです。
とんすいをイメージしたことから、浅広のカタチで高台は低め。熱々の具材をたっぷり入れても素手でさっと持つことができるのは、木の器ならではのメリットです。しかも、加飾によって生まれた凹凸は持ちやすさに繋がり、滑らずしっかりと持つことができます。
とんすいとしてお使いいただいた後は、使い手である皆さんのアイデアでいろいろな美味しい時間に登場させてください。スタッフとの会話の中では浅鉢として筑前煮、揚げ出し豆腐、サラダ。デザートボウルとしても使いやすそうとのことで、抹茶ババロア、お汁粉やぜんざい、シリアルにヨーグルトをかけて食べる時にも。具が沈み込まないから見栄えのある盛り付けがしやすく、なんだか美味しそうが叶いますよ。
ウレタン塗装を施しているためお手入れは難しくありません。使い終わったらいつもと同じように中性洗剤をつけたスポンジで洗い、よく乾かしていただくだけ。重ねて収納していただけますし、我戸幹男商店ではウレタン塗装の塗り直しにも対応してくださいます。ウレタン塗装であっても、塗りは次第にすり減ってくるため、ある程度磨いて漆を数回塗り、さらにウレタン塗装を施してくれるそう。お気に入りを長く愛用できるのは嬉しい限りです。
この加飾取椀と食事を共にし、いつか持ち物を身軽にしたくなる年齢になった時もこのお椀だけは手放せない「美味しい食事の良きパートナー」になっていたら嬉しいです。そして、当店を通じて後世に残したい山中漆器について興味を持っていただけたら、と思います。
全て職人さんによる手仕事で作られているため模様の入り方などが一点ずつ異なります。お届けした商品との出会いをお楽しみいただけましたら嬉しいです。ご自宅用としてはもちろんですが、箱入りでお届けしますのでご結婚祝いのプレゼントや敬老の日のご贈答用にもぜひご利用ください。
サイズ(目安) | φ13×H5.8cm |
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容量(目安) | 390ml(満水 プロキッチン調べ) |
重量(目安) | 105g |
材質 | 欅(けやき)、ウレタン塗装 |
使用区分 | 電子レンジ ×、食洗機 ×、オーブン × |
原産国 | 日本(石川県) |
ご購入前にお読みください
- 天然素材を使用しているため、風合い・木目の見え方が商品によって異なります。
- 節の出方も商品によって異なります。写真のような部分が見られることがありますが、これは枝が伸びる部分の節で「生き節」と呼ばれるもので品質に影響はありません。
- 手造りのため、木肌の表情や模様などはすべて異なります。
我戸幹男商店について
1908年(明治41年)ろくろの町、石川県山中温泉にて我戸木工所として創業しました。ろくろを用いて木材を削り椀や盆などの木工品を作り上げる木地師の理念を受け継ぎ、ありのままの美しい木目、木地師がひとつひとつ丁寧に挽き上げた木地の完成度を重んじ漆器の元となる木地の完成度にこだわった漆器を多く作ってきました。我戸幹男商店の製品が私たちを惹きつける理由は「山中漆器の伝統の技」と「現代的な感性を活かしたデザイン」の融合にあります。奇をてらわない漆器は10年、20年経っても色あせず、時と共に美しさが増していくことでしょう。
加飾取椀について
当店からのリクエストによって誕生した加飾取椀。山中漆器が誇る伝統技術である加飾挽きを贅沢に施した凛としたシルエットで、とんすいとしても使える浅広のカタチは浅鉢として楽しむこともできます。軽くて扱いやすく、ウレタン塗装を施しているためお手入れも簡単。温かな料理を盛り付けても熱が伝わりにくく盛り付け映えのする木のお椀は、ご自宅用はもちろんのこと大切な方へのプレゼントにもおすすめです。