草花が風に舞う様子や風景の1シーンを切り取ったような躍動感のある図案、そしてまるでテキスタイルデザインのような印象を受けるモチーフまで、幅広いテイストの作品を手掛ける横井佳乃さん。この色絵八重花シリーズは呉須の青、上絵の具の黄色と紫。この色の組み合わせで見せたいという思いから考えた柄とのことで、花びらが幾重にも重なるモチーフをポンポンっと咲くようなリズムで描いています。
食卓が賑わう六角形の変形皿。盛りつける見込みの部分を気持ち小さめにし、縁に角度を付けることでおかずをこんもりと盛れるように作られています。アジの南蛮漬けやかぼちゃの煮物、深さがあるので野菜の揚げびたしのような汁気のある料理も大丈夫。
九谷青窯では、ひとりの陶工がろくろによる成型から焼成、色づけまでを一貫して行うため、作品のひとつひとつに陶工のこだわりやスタイルが見てとれます。それは同じ作り手、同じアイテムでも図案に合わせて形を変えるほど。毎日使ってもらうための器を前提としているので、食卓で料理を盛りつけたときに魅力が最大に輝くはずです。
サイズ(目安) | W20.3×D17.8×H3.2cm ※手仕事の為、大きさに個体差があります。 |
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重量(目安) | 358g |
材質 | 磁器 |
使用区分 | 電子レンジ ×、食洗機 ×、オーブン × |
原産国 | 日本(九谷焼) |
ご確認ください
- 手づくりの商品のため、表情や大きさ、形状、色味、絵柄、貫入や釉薬のかかり具合などひとつひとつ異なります。こちらは交換・返品の対象にはなりません。
- 同じ器でも(蕎麦猪口、飯碗、6寸平皿など)絵柄によって形状が若干異なります。
- 陶磁器製品は、製造上どうしてもできてしまうポッチや小さな傷、高台のへこみ、色ムラや歪み、反り(写真)、黒点(写真)が見られる場合がございます。このような現象につきましては商品の製造工程および品質上の「仕様」であって「傷・破損」扱いにはなりません。返品・交換の対象となりませんので予めご了承のうえご注文ください。
- お使いのPC・携帯等端末の環境により、実際の製品と画像の色味が若干異なる場合がございます。予めご了承ください。
九谷青窯について
九谷青窯が誕生したのは1971年。伝統と格式をもつ九谷焼の産地、石川県能美市に窯元を構え主催者の泰耀一さんの元に全国から集った、十数名の若き陶工たちが思い思いに作陶しています。九谷青窯では図案のデザインからろくろ成型、焼成、絵付けまでを一貫してひとりの陶工が行うため、陶工ごとに異なる作品の個性を楽しむことも。九谷焼の伝統技術を活かしつつ、自由な発想を盛り込んだ「日常づかいの器」はこれまで九谷焼に馴染の薄かった若い世代にも広く支持されています。ひとつひとつ異なる筆の跡や釉薬のかかり具合など、手仕事の温もりが伝わる器たちは日々の料理を盛りつけることで輝きをましていくはずです。
横井佳乃について
大阪府出身の横井佳乃さんは金沢美術工芸大学、陶磁器コースを卒業。陶芸教室の講師を務めた後、再び京都で学び2017年春に九谷青窯へ。盛り付けがしやすく、女性らしい雰囲気をまとっている横井さんの器。アイデアソースは何ですか?と尋ねると「昔から今に残る工芸器をおおまかな雰囲気で参考にし、そこから美味しそうな料理や自分の食べたいものに似合う形をイメージ。絵付けは自然の中で発見したものや古い刺繍やパターンをお皿に合うよう図案化してします」とのこと。彼女ならではの感性で色彩豊かに描く器は、日々の食卓に取り入れたくなる魅力にあふれています。