
【普段のお手入れ用砥石】
砥石には番手と呼ばれる番号が振り分けられ、包丁の刃こぼれ具合に合わせて砥石を選びます。この#800は中砥石と呼ばれるもので、普段のお手入れに最適な砥石です。キングデラックスの砥石は使いやすさにも定評があり、特殊砥材を使っているため、短い時間で研ぎ終わり切れ味の良い刃付けが行えます。できれば月に一回が理想ですが、できる範囲の中で定期的なメンテナンスを習慣づけると、いつも気持ちの良い包丁さばきができるだけでなく怪我のリスクも軽減。しかも、よく切れる包丁を使って切った食材は断面の艶が良くなり口当たりも良くなるそうです。シャープナーよりも切れ味が長持ちする砥石を使ったお手入れをすることで、包丁への愛着も膨らみますよ。
【スタッフ中澤コメント】
普段のメンテナンス用におすすめしたい砥石です。包丁をお使いになる頻度にもよりますが、数週間に1度、数ヶ月に1度など定期的に研ぐ習慣をつけると良いと思います。「トマトがスーッと切れなくなった」、「玉ねぎを切ると涙が出る」などが切れ味が落ちている目安になります。
砥石を快適に使うためのポイントは、包丁の滑りをよくするため、使う前に砥石から気泡が出なくなるまで水に浸しておくことと、台付きの砥石ではない場合は、作業中に砥石が動かないようタオルや手ぬぐいを砥石の下に敷いて使うこと。使い終わったら水気を乾かして、なるべく包丁の近くに保管しておくと忘れずメンテナンスを行うことができます。
ちなみに「荒砥石(200~400番)」は包丁の刃がかけた部分を直すときに使います。また「仕上げ砥石(1500番~)」は中砥石で研いだ後に、より鋭い刃にしたい場合に使います。「荒砥石」→「中砥石」→「仕上げ砥石」のように順番に砥石を使って研いでいきます。
サイズ(目安) | 20.7×6.6×3.4cm |
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重量(目安) | 934g |
粒度 | #800 |
原産国 | 日本 |
プロキッチンスタッフより
プロキッチン道具街について
プロキッチン道具街では、専門店でなければなかなか手にすることができない「調理器具」「調理小物」「パーツ類」などをスタッフ独自の目線でセレクトしてご紹介いたします。世の中には有名ブランドのものでなくても、優れた魅力をもつ道具がたくさんあります。見た目は素朴でも作り手の想いが込められたものや、一年のうちほんの数回しか使わない専門の道具などは、使うことによって道具の価値を知ることができます。プロキッチン道具街を通じて、隠れた銘品を見つけてみてはいかがでしょうか。「あれは、どこで売っているのかな?」と迷ったら、プロキッチン道具街をのぞいてみてください。
つきじ常陸屋について
プロキッチンの前身である「つきじ 常陸屋」で取扱いのある厳選した台所道具の中から、プロキッチンのお客様におすすめしたい選りすぐりの商品をご紹介いたします。「つきじ 常陸屋」では「国産・手づくり」のこだわりの商品を中心に取り揃えています。干し野菜や麺類を食べるときに欠かせない盆ざる、料理に季節の趣を添える抜き型、手作りの純銅製のおろし金など、昔から愛されている道具には日本の風土、食文化、伝統技術が魂のように込められており、使えば使うほど手になじみ、表情がでてきます。道具の背景にある職人さんや素材のこと、道具が誕生するまでの全ての工程を丁寧に紡いでいきながら、料理に欠かせない道具のことをより多くの方に知っていただきたいと思います。
「つきじ 常陸屋」の実店舗は東京築地にて営業をしています。詳しくは下記の「店舗情報はこちら」からご確認ください。
きる・おろす・する道具について
職人さんが丹精込めて作る銅のおろし金や驚くほど料理のレパートリーが広がるすり鉢など、昔から親しまれてきた道具には職人の技術や道具としての美しさが備わっています。また良い道具と言うのは使い捨てでなくメンテナンスをしながら長く愛用することも。とかく新しいもの、便利なものに目がいきがちですが、廃れず受け継がれてきた古き良きものに目をむけた道具選びはきっと食卓を豊かにしてくれるはずです。
そろそろ包丁研ぎの季節です
年末の雰囲気が漂い、慌ただしくなってきました。クリスマスやお正月の用意やら、台所に立つ時間が増える季節を迎える前にやっておいたほうがいいこと、それは包丁研ぎです。切れ味が良いと調理が格段にスムースに進むので、ちょっとだけ包丁研ぎの時間をとってみるのをおすすめします。包丁を研ぐ作業は無になれるので、ざわざわしている心もしずめてくれます。キングデラックスの砥石は包丁研ぎ初心者にも向いている基本の砥石。どっしりとして抜群の安定感があるので研ぎやすいですよ。
武内