ココチ舎 ごはん鍋 3合
料理やシーンに合わせて器を選ぶ。それは食卓に彩りを添えるだけなく心を贅沢にしてくれるとっておきの時間。そんな器選びをより楽しいものにしてくれるのが、市野雅利さんが作陶するココチ舎の和食器です。丹波焼で作られた器は素朴さを残しつつ他にはない独特の佇まいがあり、料理を盛るとグンと映える器。ざらっとした手触りも独特でずっと触れていたくなるほどの心地よさがあります。
まるで煮込み鍋のような佇まいをしたごはん鍋。丹波の土は直火には向かないため、土鍋専用の土を取り寄せて作られているそう。全体的に土感を活かした素朴な風合いをまとっていますが、デザインのアクセントになっている大胆に描かれた刷毛目の跡が印象的。市野さん曰く「色合いが単調にならないように意識して仕上げております」とのこと。目が釘付けになる絵になる存在感です。見た目からは伝わりにくいかもしれませんが、一般的なごはん鍋と比べるととてもコンパクトなサイズ感で、想像以上に軽い仕上がりになっています。炊き上がったらそのまま食卓に運んで、お櫃感覚で使うことができますよ。
炊き方は非常に簡単でシンプルです(詳しい炊き方は付属の説明書をご覧ください)。火加減の調整が必要なく、鍋の縁は高さを持たせた作りになっているから、気になる炊飯中の吹きこぼれもなし。ご自宅の火力によって多少、炊飯時間などが異なると思いますが、何度か使っているとベストなタイミングがつかめてきますし、土鍋は調湿効果に優れているため、多少の時間の差は許容範囲。べちゃっとなることは少なく、逆に長めに火にかけると香ばしいおこげが完成します。それでは、いつもの白米を炊いてみましょう。炊きたてはもちろん、冷めても美味しいごはんに感動すること間違いありません。
ココチ舎の器は目止めの必要がないものがほとんどですが、このごはん鍋は普通の器よりも焼成温度が低いため、使い始めに目止めの作業が必要になります。こちらも付属の説明書を読みながらトライしてみてくださいね。
気をつけていただきたいのは急激な温度変化。鍋が濡れている状態で直火にかけたり、熱いままの土鍋を水洗いしたりするとヒビ割れや破損の原因になります。ご注意ください。注意していてもヒビが入ってしまった場合は、慌てずにおかゆを炊いてみてください。これは土鍋の処置と同じ作戦です!おかゆのでんぷん質が糊の役割を果たしてくれ、ヒビ割れを修復してくれます。
実際に愛用しているスタッフ石田はこのごはん鍋についてこう話してくれました。「水の量さえ間違えなければ、つやつやの美味しいごはんがいつでも炊けます!慣れてきたら自分好みの水量で、私はやわらかめが好きなので少し水を足しています。炊飯器よりコンパクトで、そのまま食卓に持っていけるのも良かったです」。残念ながらIHではお使いいただけません。でも卓上コンロを使ってでも炊く価値のある美味しさです。2合用、3合用からお選びください。
サイズ(目安) | φ18.5×W22(耳含む)×H13.8cm 蓋含む最大高16cm |
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重量(目安) | 本体:1434g 蓋:334g |
容量(目安) | 1900ml(満水時) |
材質 | 耐熱土 |
使用区分 | 直火 ○、オーブン ○、電子レンジ ×、食洗機 × |
対応熱源 | ガスコンロ(IHはお使いいただけません) | 原産国 | 日本(丹波焼) |
ご確認ください
- 手づくりの商品のため、表情や大きさ、形状、色味、絵柄、貫入や釉薬のかかり具合などひとつひとつ異なります。こちらは交換・返品の対象にはなりません。
- 釉薬が窯変して表れるピンクがかった緋色や鉄分の黒い点などは自然に出来たものです。(画像参照)
- お使いのPC・携帯等端末の環境により、実際の製品と画像の色味が若干異なる場合がございます。予めご了承ください。
ココチ舎について
兵庫県篠山市、丹波焼の産地で作陶している市野雅利(いちのまさとし)さん。店名のココチ舎(ここちや)には「日々の暮らしに心地よさを届けたい」との思いを込めつけられました。市野さんがつくる器は土の素材感が存分に生かされ、手仕事の痕跡がダイレクトに伝わってくるもの。その上、遊び心のある独特の味わいが使い手の感性を刺激します。若い人にも興味を持ってもらえるスタイルを心掛けているとのことで、ストレスがないよう触り心地、使い心地を意識しているそう。目止めもいらず電子レンジで温めも問題なし。作家ものの器ながら気負いなく使えますので、ひとりでも多くの方にココチ舎の器で食卓を飾っていただけたらと思います。
土鍋・ごはん鍋について
土鍋やごはん鍋は色々なデザインが存在しますが、ココチ舎のものは「この鍋で料理を作ってみたい」と思わせるチカラがあります。3色のボーダー柄は愉しげで特に大胆な刷毛目の跡は絵になる存在感。そして、身構えずに使える気軽さが大きな特徴。とても軽くコンパクトなサイズ感も手伝い、土鍋料理がもっと身近なメニューにはるはずです。土鍋とごはん鍋は他の器と違い焼成温度が低いため、使い始めに目止めの作業が必要となります。