九谷青窯 横井佳乃 月見草 輪花小鉢
優雅なフリルをまとった輪花小鉢、月見草。「アンティークのタイルのような模様を描きたい、と自分なりにデフォルメをしました」と横井さん。ひとつ食卓にあるだけで華やかさが増す可愛らしい器です。横井さんの輪花小鉢には内側の底に小さな月見草がひっそりと描かれ、周りを囲むフリルは柔らかな花びらの曲線を思わせます。料理を盛り付けているときは見えないけれど、食べ進めていくと迎えてくれる小さな月見草。夜にひっそりと花を咲かせて朝をむかえる頃に花が閉じる、月見草の可憐さを感じさせます。
まずは副菜を盛り付ける小鉢に。小松菜と油揚げの煮浸し、ほうれん草のお浸し、ナムル、にんじんのたらこ炒めなどなど、食事を豊かにするあと一品の小鉢料理がよく似合います。そして、食事の時間だけでなく使っていただきたいのがデザートタイムです。デザートカップとしてもおすすめで、食後のアイスクリームや白玉ぜんざいなどの和スイーツにもぜひお使いください。
サイズ(目安) | φ11.0×H5.2cm ※手仕事の為、大きさに個体差があります。 |
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重量(目安) | 163g |
材質 | 磁器 |
使用区分 | 電子レンジ ×、食洗機 ×、オーブン × |
原産国 | 日本(九谷焼) |
プロキッチンスタッフより
ご確認ください
- 手づくりの商品のため、表情や大きさ、形状、色味、絵柄、貫入や釉薬のかかり具合などひとつひとつ異なります。こちらは交換・返品の対象にはなりません。
- 同じ器でも(蕎麦猪口、飯碗、6寸平皿など)絵柄によって形状が若干異なります。
- 陶磁器製品は、製造上どうしてもできてしまうポッチや小さな傷、高台のへこみ、色ムラや歪み、反り(写真)、黒点(写真)が見られる場合がございます。このような現象につきましては商品の製造工程および品質上の「仕様」であって「傷・破損」扱いにはなりません。返品・交換の対象となりませんので予めご了承のうえご注文ください。
- お使いのPC・携帯等端末の環境により、実際の製品と画像の色味が若干異なる場合がございます。予めご了承ください。
九谷青窯について
九谷青窯が誕生したのは1971年。伝統と格式をもつ九谷焼の産地、石川県能美市に窯元を構え主催者の泰耀一さんの元に全国から集った、十数名の若き陶工たちが思い思いに作陶しています。九谷青窯では図案のデザインからろくろ成型、焼成、絵付けまでを一貫してひとりの陶工が行うため、陶工ごとに異なる作品の個性を楽しむことも。九谷焼の伝統技術を活かしつつ、自由な発想を盛り込んだ「日常づかいの器」はこれまで九谷焼に馴染の薄かった若い世代にも広く支持されています。ひとつひとつ異なる筆の跡や釉薬のかかり具合など、手仕事の温もりが伝わる器たちは日々の料理を盛りつけることで輝きをましていくはずです。
横井佳乃について
大阪府出身の横井佳乃さんは金沢美術工芸大学、陶磁器コースを卒業。陶芸教室の講師を務めた後、再び京都で学び2017年春に九谷青窯へ。盛り付けがしやすく、女性らしい雰囲気をまとっている横井さんの器。アイデアソースは何ですか?と尋ねると「昔から今に残る工芸器をおおまかな雰囲気で参考にし、そこから美味しそうな料理や自分の食べたいものに似合う形をイメージ。絵付けは自然の中で発見したものや古い刺繍やパターンをお皿に合うよう図案化してします」とのこと。彼女ならではの感性で色彩豊かに描く器は、日々の食卓に取り入れたくなる魅力にあふれています。
さりげなく品の良い小鉢
横井さんの「月見草 輪花小鉢」に胡瓜としらすのおろし和えを盛り付けました。まずはこちらで一杯お酒をいただきます。昼間の一杯は、夜にいただくお酒より晴れやかな気持ちになります。小鉢にちょうど良い大きさで、花びらのような縁の造形に「ほっ」とするような手仕事を感じます。お食後のデザートにも似合いそうな器ですよ。「木賊に露 丼」と相性も抜群。なぜなら一緒に作っていただいた作品なんです。ぜひ丼のお供にしてあげてください。
千秋