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カイコ kaico

しなやかな光沢を放つ真っ白な「繭」、古き良き時代を思い起こさせる「懐古」、このような言葉を由来にもつkaico(カイコ)シリーズは、開発当時のテーマが「国産製造」であることと「白と天然木」。良質で暮らしに馴染むホーロー製品を作りたいとデザイナー、メーカー、工場の3者でチームを組み一体となることで、必然的で潔い形のカイコが完成しました。
実際に職人さんたちと話をしたバイヤーは「kaicoは一般的なホーロー製品とは違い、日本の職人の技を集めた機能美あふれる道具で、なん百と型を作りなおし、あーでもない、こーでもないと細かなところにもこだわって開発をした、いまも職人それぞれが誇りを持ち作り続けているメイドインジャパンの調理器具」と語ります。

強いこだわりは製品を使ったときにダイレクトに伝わってきます。計算され尽くされたハンドルの太さや傾斜は鍋を持ったときの安心感に、熟練した職人さんの技術から生まれる水キレの良さは感動を覚えるほど。ナチュラルな雰囲気の裏側には使い手を満足させる確かな機能性が詰まっています。
kaicoシリーズはすみだモダンに認定、2006年にはグッドデザイン賞を受賞しています。


kaico

kaicoのホーローについて

ホーローは鉄を加工したものにガラス質の釉薬を焼きつけたもの。透明感のある美しい表面を持ちながら、酸にもアルカリにも強く、金気やニオイを食材に移さず、変色や摩耗にも強い素材。熱伝導が緩やかなため保温性にも優れ、表面は硬く滑らかなのでお手入れも簡単です。気をつけたいことはガラス質のため急激な温度変化を避けることと強い衝撃を与えたり、金属製のツールを使わないこと。大切に扱えば美しい色合いと光沢が色褪せることなく続く持続可能な材質です。

琺瑯
▲施釉という作業は職人の腕の見せ所(参考画像)
琺瑯
▲針状のフックでぶら下げて焼成(参考画像)
ホーロー鍋は焦げ付きやすいと思っていたけれどkaicoはそんな気配全くなし。調理後もスルッと落ちて驚きました!

デザイナー小泉誠さんのkaicoへのこだわり

デザインされた道具は使われることを前提につくられています。大きな開口で洗いやすい形、持ちやすく熱くならない大きな木の取手、熱を受けるための底の広い形、そしてその形に日本の白木(天然木)をつかい、素直に形にしていくと潔い形になりました。形は化粧することもなく、一人だけ目立っていてもしょうがないのです。道具は、それが置かれる場所に美しく佇むことが美しい形なのだと思っています。

小泉 誠
Koizumi Makoto

家具デザイナー

1990年Koizumi Studio設立。
2003年にはデザインを伝える場として東京国立市に「こいずみ道具店」を開設。 箸置から建築まで生活に関わる全てのデザインを手掛ける。現在は日本全国のものづくりの現場を駆け回り地域との恊働をつづけている。

小泉誠 プロフィール
とても気さくな小泉さん。
プレス工場で開発秘話を生き生きと語る姿、澄んだ瞳が印象的でした。

kaicoの工場へ見学に行ってきました

kaicoを作るのは1947年に墨田区で創業された昌栄工業。金属プレス加工の町工場です。ケトルを作り始めたのは1980年頃、海外からのオファーによってパンプキンというホーローのケトルを作ったのが始まり。ホーローのケトルを作るのは難しいのですが昌栄工業では画期的な製法を生み出し、本来なら特許を取得することもできたところをその技術を惜しみなく世界へと広げることで、ホーローケトルのコストが下がり、世界に普及し、技術の伝承とホーロー自体が残る、ということが喜びだそうです。また、デザイナーさんからの依頼を図面通りに作るだけでなく、一緒に考えて妥協を許さずに使い手のことを考えてよい製品づくりをする、とても誠実で正直な町工場です。

↓さらに詳しい工場見学の様子はこちらの店長みさこのブログで↓
Kaicoを作った昌栄工業と小泉誠さん~その1~
Kaicoを作った昌栄工業と小泉誠さん~その2~

kaico 工場
▲ドリップケトルSの誕生秘話を語る小泉さん
kaico 工場
▲溶接なしでプレスのみの仕上げは圧巻
年齢を飛び越えて、お互い尊重しつつ
誇りをもって作業する姿が印象的でした。

ミルクパン・両手鍋・パスタパン

どのようなライフスタイルでも用途が広く出番が多いLINE UPを揃えたカイコのお鍋。ガラス質で覆われているホーローはどなたが使っても言うことなしの嬉しい機能性が備わっています。得意料理は保温性の高さを生かした煮込み料理。素材の中までじっくりと熱を通し煮崩れすることなくふっくら仕上げます。また、果物を使ったジャム作りにも。ニオイもつきにくいから、本来の風味を食卓で楽しむことができます。

kaico 鍋
コロンとしたサイズが可愛らしいミルクパンS。少量の野菜の下茹でやカレーなどの温めなおし、1-2杯のチャイなどに丁度良いサイズです。琺瑯は焦げ付きやすいイメージでしたが、kaicoは洗う時に驚くほどこびりつきがなく、するっとスポンジで拭え、洗った後はまるで新品のようでした。注ぎ口の水切れの良さは圧巻!何かと便利に使えそうです。

kaico 鍋
オーブンにも入れられるので、グラタンを焼いてそのままテーブルに出してもかわいい。焦げてもしばらくお湯につけてふやかして、棕櫚でこすればつるんときれいに落ちます。

ドリップケトル・ケトル

極上の一杯を淹れるために試行錯誤を繰り返し完成したドリップケトル。どなたが使っても湯量のコントロールがしやすく、雫のように真下に向かって、スーッと流れるようにお湯を注ぐことができる秘密は「三角形の湯口」。はじめの一滴から一気にお湯が出ることがなく傾ける角度によって細くも、太くも注ぐことができ、狙ったところに正確にお湯を落とすことができます。また、軽く傾けるだけで注げるのでリラックスしながらドリップが可能。ドリップだけじゃなくケトルとしても使える湯量にもこだわったドリップケトルです。

kaico 保存容器
小泉さんとバリスタの方とプレス工場の方で試行錯誤し、何百という型を作って出来上がったのがこのケトルの注ぎ口。結果できあがったのがこちらの湯量に関係なく、同じ角度で注ぐことができるkaicoのドリップポット。籐で巻かれた持ち手は安心な上に、温かみも増して気分もあがります。珈琲派の夫も納得のドリップポットです。わが家は買い替え予定!

kaico 保存容器
口が広く、洗いやすく、入れやすいので、お湯を沸かすだけじゃなく、ほうじ茶やドクダミ茶などのたっぷりの茶葉を入れて作るお茶にも便利。上までたっぷり水を入れて沸騰しても注ぎ口から吹き出てくることがありませんよ。

オイルポット、保存容器

ニオイや色移りの心配がなくいつも清潔に使える琺瑯は保存容器としても最適。そのままテーブルに出せる洗練されたデザインとパッキン付きでスタッキング収納できる蓋、隅々まで洗える丸い型など機能性も優秀でいくつも揃えたくなります。また、高性能の活性炭フィルターで油をろ過しニオイや汚れを除去してくれるオイルポットやパスタの湯切りが楽々なパスタポットもその用途に最適な仕事ぶりを発揮してくれ、ストレスフリーでお使いいただけます。

kaico 保存容器
kaico 保存容器
オイルポットは何となくにおいも残りそうだし、衛生面を考えて、油は一回で処分してしまう派でした。初めてkaicoのオイルポットを使ってみて、こんなにきれいにろ過できるんだとびっくり!そしてキッチンの片づけをしていたら、気付けばもうろ過できていて。毎回処分していたので、割と油量は少な目の揚げ焼きのような感じで揚げ物をしていましたが、これからは油量多めでひっくり返さなくてもきれいに揚げられる油量で揚げてみたくなりました。

スタッフも愛用中
石田

三木

抜群な使いやすさ

チャイを入れたりスープなどを温めなおしたりするのにもってこいのサイズです。どのタイミングで注ぐのをやめてもピッっと止まって鍋肌に流れていくこともないのでストレスなく使えます。厚みもあるので焦げ付きにくいのもポイントが高いです。在宅する方の一人前お昼ごはんの時にも活躍しますよ。

岩谷

石田

コーヒーを入れるのが楽しくなる!

これまで使っていたポットでコーヒーにお湯を注ぐときに比べると、水量が一定して出るのでとても入れやすくて、いままでは緊張して入れていたのだなーと思いました。水切れもとても良くって気持ち良い。ほんとうに楽々注げて、コーヒーを入れる技術が上手になったような気がして楽しいですよ。


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