産地と歩む、
家事問屋のものづくり
10周年特別インタビュー
10TH ANNIVERSARY
金属加工の一大産地として名高い、新潟県燕三条。この地に根ざし、「ありきたり、なのに使いやすい。」をコンセプトに、日々の道具を作り続けているのが「家事問屋」です。
今年で設立10周年を迎えた家事問屋とプロキッチンには、深くて温かい縁があります。まだ実店舗でしか販売していなかった家事問屋が、オンラインショップとして初めてパートナーに選んだのがプロキッチンでした。
嬉しいことに、10年という月日を経て、今では新しいアイデアも笑いながら話せる、気心の知れた『チーム』のような関係になっています。今回は、立ち上げ当初からブランドを支える久保寺さんをお迎えして、これまでの歩みと、これからの家事問屋の話をじっくり伺いました。
「家事問屋」立ち上げの背景を教えてください
家事問屋を立ち上げる前、母体となる下村企販は、通販カタログ向けの製品卸を中心に事業を行ってきました。カタログの世界では、年数回の発行に合わせて、常に「目新しいもの」が求められます。発売時がピークで、次号には別の新商品に入れ替わる…この“使い捨て”のようなサイクルに、ずっと疑問を感じていたんです。
また、急激な需要の波は、高齢化が進む産地の工場にとって大きな負担になります。「本当に良いものを、じっくり長く売り続けたい」この思いが、家事問屋立ち上げの原点です。
家事問屋ブランドを立ち上げた久保寺公一さん
なぜ、あえて「問屋」と名乗るのでしょうか?
理由は2つあります。ひとつは私たちのルーツです。下村企販は、もともと「鍛冶屋(かじや)」から始まりました。その誇りを「家事(かじ)」という言葉に重ねています。
もうひとつは、「問屋不要論」への挑戦です。メーカーが直接販売する時代だからこそ、産地の工場の得意不得意を熟知し、最適な組み合わせを提案できる「産地問屋」としての価値を、堂々と示したいと考えています。
商品化の決め手となる、「家事問屋らしさ」の基準とは
どのようなアイデアもウェルカムですが、商品化を決めるときに大切にしているのは、次の3つです。
- 洗いやすいか:シンプルな形状であること
- しまいやすいか:サイズ感や収納性が優れているか
- 長く使えるか:壊れにくく、流行に左右されないか
この三原則に当てはまらないものは、いくら売れそうでも商品化しません。 たとえば28cmの大きなフライパンカバーも、収納性の観点からあえて作らないことがあります。 新しいアイデアを笑い合いながら出し合うアットホームな雰囲気の中でも、最後はこの3つの基準で「着地点」を見極めています。
「スイミー」のようなブランドでありたい
私たちの商品は、一つひとつは地味なものが多いです。下ごしらえの小さなザルや、特定用途に特化した小さな道具など。でも、それらが集まることで「家事問屋」という一つの大きな魚(ブランド)になります。
絵本の『スイミー』のように、小さな道具たちが群れとなることで、普段は光が当たらない隅っこの商品にも注目が集まり、そのディテールの素晴らしさを知ってもらえる。そんなブランドを目指しています。
これからの10年と産地への想い
産地の高齢化や過疎化、材料高騰は避けられない現実です。価格は上がるかもしれませんが、それを受け入れていただくことで、産地を維持し、次世代に繋げていきたいと思っています。
「地元の工場に仕事がある環境」を残すことが、私たちのミッションです。地元の子どもや孫たちが「この仕事があるから新潟に帰ってこよう」と思える。そんな産地の未来を、家事問屋を通して作っていきたいと考えています。
それぞれの工場の得意分野を生かして分業されているそうです
最後に。久保寺さんは、「家事問屋の商品は、どこにでもあるありきたりなものですよ」と笑います。
でも不思議なことに、家事問屋というフィルターを通して私たちの元に届く道具たちは、どれも驚くほど洗練されていて、使うたびに「そうそう、これが欲しかった!」という新鮮な感動をくれます。
プロキッチンは家事問屋さんの『一番の使い手』として、その魅力をこれからも伝えていきます。
10周年記念プレゼントキャンペーン
日頃の感謝を込めて、今回だけの特別ノベルティとして
「家事問屋ブランドロゴ入り 平スプーン」をご用意しました。
家事問屋の道具とともに、どうぞお楽しみください。
期間:2/24(火)12:30〜(ノベルティが無くなり次第終了)
条件:家事問屋製品を税込4,000円以上お買い上げの方
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