オイルフィニッシュで仕上げた木製品の器やカトラリーの魅力は、使うほどに色味や風合いが変わっていくこと。しかし、定期的にお手入れを行わないと木肌が乾燥し割れやすくなってしまうんです。当店でお買い求めいただいた木製品をより長く大切にお使いいただけるように、こちらのメンテナンス用品をご紹介することにいたしました。
富山県の材木屋さん、尾山製材の木工用みつろうオイルは原材料にとことんこだわった人と環境にやさしいエコロジーオイル。有機溶剤・合成樹脂・乳化剤を一切含んでおらず、国産みつろうを始めとする自然成分のみで作られています。大きな特徴は「緑茶成分」を配合していること。植物性油が主原料である塗料は時間と共に酸化臭が発生する事が多く、また固く塗りにくくもなります。そこで、この問題点を克服するために研究を重ね、酸化しにくい緑茶成分を植物性の油に落とし込むことで安心と塗り心地、保存性を追求した「木工用みつろうオイル」を完成させました。木の器やカトラリーに安心して使えるだけでなく、小さなお子さんやペットがいるご家庭でも気兼ねなくご利用いただけます。
50mlは塗り方などによって異なりますが、約2畳(3.3m2)を目安にお使いいただけます。まず、表面のホコリや汚れを落としたあと、乾いた布にオイルを薄めずにとって薄く伸ばしていきます。しばらくオイルを乾かしたら仕上げに乾いた布でから拭きしてメンテナンス完了。塗った後は木肌にコク深さと艶が生まれメンテナンスを繰り返すことで、しっとりとした質感をキープし無垢の木が生き生きとしてきます。オイルの使用感はみつろうクリームに比べてさらっとした塗り心地で乳液のようなテクスチャー、木肌にオイルがすっと浸透していきます。家具やフローリングなど広い面に塗る時はクリーム、カトラリーや器などの小さなものはオイル、と使い分けてもいいかもしれません。ほぼ無臭ですので室内でも快適に使えます。
木製のカトラリーや食器類 、お子さんの木のおもちゃ 、木の椅子や家具、フローリングにどうぞ。木のものは手を掛けてあげればあげるほど、経年変化という美しさでキチンと応えてくれます。さぁ、家の中をぐるりと総点検しお手入れを始めましょう。
内容量 | 50ml |
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原材料 | 菜種油、亜麻仁油、椿油、蜜蝋、緑茶 |
使用期間 | 開封してから3年以内を目安にご使用ください |
塗り面積 | 畳2枚 (樹種によって多少差があります) |
プロキッチンスタッフより
尾山製材について
富山県で製材業を営む尾山製材は、三代に渡り富山県産の森林木を有効活用した国産材の製造販売を行ってきました。2002年、三代目の尾山 嘉彦氏の経営参加をきっかけに安価な輸入木材が大量に出回る市場を見直し、自社の立ち位置を再考。製材業以外の分野にも積極的に取り組みはじめます。その一環として誕生したのが「人と自然にやさしい」をコンセプトに木の知識を活かして作りだした、みつろうクリームシリーズです。木のカトラリーをはじめ、家具、食器、フローリングなどの木製品全般に使用が可能。樹種を問わずお使いいただけます。また、定期的なメンテナンスを繰り返すことで木の風合いが変化し、なめらかな手触りと上品なツヤが生まれる経年変化を楽しめます。有機溶剤・合成樹脂・乳化剤を一切含んでいない天然由来成分のみで作られたクリームは小さなお子さんやペットがいるご家庭でも安心して使え、手肌にも優しい使い心地。さらに、自然塗料の弱点を解決した緑茶成分配合のオイルを開発しました。クリームとオイルはややテクスチャーが異なりますので、各商品ページをご確認の上、目的に合ったタイプをお選びください。
結婚祝いや出産祝い、新築・引…
みつろうオイルを温める季節
そろそろ乾燥する時期だな〜と気づく頃には、温かい季節は液状のみつろうオイルも固まっていました。早速、洗って乾かしておいた木製プレートに塗ってあげようと、お湯をはった片口でみつろうオイルを温めます。あっという間に液状に戻ったので木製プレートに塗り塗り。私は素手で塗り込むのが好きかも。化粧水を塗り込むような気持ちで、ボーッとしながら道具の手入れをする時間も良い気分転換です。
千秋
メンテナンス完了
サラサラしたオイルではなく、とろ~んとしています。一瞬、緑色のオイルにひるみましたが着色の心配もなくすーっと浸透してきます。塗り込んでいくと艶が生まれ、しっとりとした手触りになり、心なしか木の道具たちが喜んでいるような気に(笑)。意外とすぐに無くなりそうなので、次は大きいサイズを購入します!
北村