「九谷焼の赤を使いたかった」と話す、堀畑蘭さんの赤い果実シリーズに小さな箸置きが加わりました。これまで蕎麦猪口のみにあしらわれていた色絵いちごと色絵スイカ。人気も高く、その愛らしいモチーフを蕎麦猪口だけに留まらせておくのはもったいないな、と考えていたバイヤー中島が堀畑さんに提案して生まれた作品です。当初は単品での販売を検討していましたが、モチーフの配置を決めるために届いたサンプルを見たら、どれも可愛らしくひとつに決めるのは難しい。そこで、4柄をセットにしてご紹介することにいたしました。
いちごモチーフというと甘めの可愛らしいイメージが湧きますが、堀畑さんがこだわったのは「甘くなりすぎず、でもいちごの可愛らしさは失われないよう、あえてリアルに表現すること」。九谷の赤い絵の具で色の濃淡を丁寧に描き、今にもひとつ摘んで食べれそうなほど瑞々しいいちごを描いています。4つの箸置きはそれぞれデザインが異なり選ぶ楽しさも。半分にカットされたいちごがあったり、上から見るとモチーフが途中で切れてしまっているように見えても、横から見るときちんといちごとしての完成形がそこにあり、堀畑さんらしい遊び心とこだわりが落とし込まれています。
独特の歪みを生かした小さな四角い箸置き。毎日の食事に使うお箸はもちろん、茶碗蒸しや子ども用のスプーンを置いたり、小粒の梅干し、わさびなどの薬味をのせる豆皿として食卓に並べても新鮮で楽しげな雰囲気が生まれます。ポップなモチーフながら、甘さ控えめの大人っぽい表情を見せてくれますので、シーズン問わずお使いいただけるはず。揃いの蕎麦猪口と一緒にお使いください。
サイズ(目安) | W4.5×D4.5×H1.0cm |
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重量(目安) | 22g~24g |
材質 | 磁器 |
使用区分 | 電子レンジ ×、食洗機 ×、オーブン × |
原産国 | 日本(九谷焼) |
ご購入前にお読みください
- 手づくりの商品のため、表情や大きさ、形状、色味、絵柄、貫入や釉薬のかかり具合などひとつひとつ異なります。こちらは交換・返品の対象にはなりません。
- 同じ器でも(蕎麦猪口、飯碗、6寸平皿など)絵柄によって形状が若干異なります。
- 陶磁器製品は、製造上どうしてもできてしまうポッチや小さな傷、高台のへこみ、色ムラや歪み、黒点が見られる場合がございます。このような現象につきましては商品の製造工程および品質上の「仕様」であって「傷・破損」扱いにはなりません。返品・交換の対象となりませんので予めご了承のうえご注文ください。
堀畑蘭について
石川県金沢出身の堀畑蘭さんは伝統的な九谷焼の技術を学んだあと、デンマークのボーンホルムズ・ホイスコーレにて陶技を習得。帰国後、2017年に九谷青窯で作品作りをはじめ2020年独立。堀畑蘭の名前で活動をスタートしました。「手に取って下さる方々に一目惚れしてもらえるような器づくりをしていきたい」との想いで作品を作っているという堀畑さん。特に大切にしているのは料理を盛り付けたときの器と料理のバランスで、モチーフの配置や料理に馴染む色味は「器は料理の引き立て役」と考える堀畑さんらしさが感じられるこだわりのひとつ。どんな料理も不思議にしっくりと収まりいつもより美味しそうに見せてくれます。古九谷や明の色絵からインスプレーションを受けた記憶に残る色彩の美しさとのびやかに筆がはしる躍動感のある絵付けが目を引きます。