プロキッチンオリジナルの風呂敷とお弁当包みができました！お重を包むのにちょうど良いサイズの風呂敷と、毎日のお弁当がわくわくするかわいいお弁当包みを作りたくて、デザインをお願いしたのが軽井沢にアトリエを構える「チャレド（chaledo）」。障がい者の就労支援をしているデザインブランドです。そして、そのデザインを載せて形にしてくれたのが風呂敷専門ブランド「むす美」。この2つのブランドとともに作り上げた自信作をご紹介いたします。
※2022.10〜ラッタラッタル（RATTA RATTARR）のブランド名が「チャレド（chaledo）に変更になりました。商品に付いているタグの表記も順次切り替わる予定です。
環境に優しいアイテム「FUROSHIKI」を
日々の暮らしに
日本の文化「風呂敷」は、環境問題にも一役買うサスティナブルアイテムとして海外にも広がっています。包むものの形にとらわれず、変幻自在に包んだり、時にはエコバッグになったり、そして普段は小さくたたんでおけるということも風呂敷が見直されるきっかけになっています。プロキッチンが目指したのは、他にはない優しいデザインを載せた包みで、お弁当の時間や行楽の時間、いつもバッグに忍ばせて変幻自在に姿を変える便利な道具として、日々の生活に取り入れて欲しいとの思いで作りました。
切り絵から生まれた「ほっこり」
デザインは、この風呂敷とお弁当包みの為だけに新たに描いていただいたものです。何人かのクリエイターにデザインをしてもらいましたがどれも素敵で決められないほど。何度もスタッフ全員で検討を重ね「ほっこり」と名付けられたこのデザインに決定いたしました。
ほっこりの原画は、絵ではなく1枚1枚切り絵を作り、それを貼って形になったもの。その原画を元にプロキッチンスタッフが風呂敷に合うようにレイアウトをしパターンが完成しました。「ほっこり」とはどこから浮かんできたのですか？とお聞きしたところ、支援員のアトリエリスタから「仕上がってできた牧歌的な柄の重なりに「ほっこり」を感じたのでしょう。」とのこと。
実はデザインをしてくれた女性はすでにチャレドを卒業されいるため、とても残念ですがここでご紹介することができません。彼女を見ていたアトリエリスタからのお話によると、落ち着いた雰囲気の中に少女性のある作風が特徴でファッションや見た目もフランスのおしゃれな女性のようだったそうです。そんな素敵なクリエイターから生まれたデザインを今回商品に出来たことを私たちも嬉しく思っています。
丈夫でハリのあるシャンタン生地
生地選びには「むす美」と何度も検討を重ね、丈夫で和の雰囲気を持つシャンタン（綿100%）にしました。この生地の包みを以前からバイヤーが使っていて数年経ってもとっても丈夫で長持ちする上に、ちょっと和っぽい布地感が愛用しているまげわっぱに合うと感じていたことから、今回のオリジナル商品にもシャンタンを採用。上品な光沢と凹凸のある不規則な横筋が走る表情の豊かさも特徴です。
モダンな風呂敷とポップなお弁当包み
70cmサイズの風呂敷と50cmサイズのお弁当包み、どちらも同じデザインを色違いで作りました。大きな風呂敷は墨黒で落ち着いたモダンな雰囲気にして、バッグとして持ってもおしゃれに使えるように。
一方で小さいお弁当包みのほうは黄色で明るく、お弁当時間が楽しくなるようなポップなイメージにしました。和のテイストを程よく抑えたデザインは風呂敷をはじめて使う方にも手に取りやすいと思いますので、幅広い年齢の方にお使いいただけたら嬉しいです。
今回、一緒に商品開発を進めさせていただいたチャレドのクリエイティブ・ディレクター須長さんとアトリエリスタの塚元さんも、出来上がった包みを見て「すごくいいですね！北欧デザインと日本の工芸がバランスよく混ざり合うお品だと思います。北欧デザインと日本の工芸は類似点が多いとされていますがそれを実現されているのが素晴らしいと思いました。日常の為の美しいデザインだと思います。」と大絶賛。「クリエイターの喜ぶ顔が浮かびます」と仰ってくれました。制作してくれたむす美の社内でも「これはかわいい！」と人気だそうです。
そうやって完成した商品の検品と袋詰めは福祉作業所にお願いすることに。見学に行かせていただいたところ1枚1枚丁寧に検品をしてくれていて、見逃してしまいそうな小さな黒い点や、生地のちょっとしたヨレなども避けてくれていました。
たくさんの人達のパワーで誕生したプロキッチンオリジナルの風呂敷とお弁当包み。皆さんの美味しい暮らしを快適で楽しく、そして日本の文化を気軽な形で取り入れていただけるアイテムとして、長く愛用していただけたら嬉しいです。
