
シュッと伸びたノズルと逆三角形の形をした独特な注ぎ口。これはコーヒーをドリップするときの理想の細さと湯量を目指して改良を重ねて生まれたカタチです。コーヒー粉にお湯を注ぐとき、真下にスッと落ち、円を描くように注いでも均一にお湯を注げる安定感。ケトルをそーっと傾けるとお湯は細く、深めに傾けるとお湯を太く注ぐことができるから、カップ麺にお湯を入れるときなどシーンに合わせた使い方ができ、普通のケトルとしての使い方も。注ぎ終わりの湯切れも素晴らしく、注ぐ口に吸い込まれるようにお湯が戻っていきます。
広い底面は熱源に載せたときに安定感があり、熱をしっかりと受け止め効率よく伝えます。直火でもIHでも使用可能です。ミトンをはめた状態で持ってもしっかり握れる大きめのハンドル、湯量が多くても安定した注ぎ心地です。普段のお手入れは研磨剤入りのクレンザーなどは使用せず、食器用洗剤とスポンジや柔らかな棕櫚のたわしで。使っているうちに着色が気になりはじめたら重曹を使うときれいになりますよ。
その他にも細やかな工夫が。このドリップケトルは注ぐときに蓋が落ちにくいようデザインされているため、お湯を注ぎきる程度の傾きならば、蓋が落ちる心配がありません。また、お湯が安定的に流れるように注ぎ穴を大小二つにしたり、内部にお湯が溜まりにくいような工夫も。つまみ部分のパーツは楓の木。すぐ手にできるよう優しい配慮がされているだけでなく、全体の雰囲気を温かなものにしてくれています。
サイズ(目安) | W26.5×D13×H11.5cm |
---|---|
重量(目安) | 525g |
容量(目安) | 0.95L |
材質 | 琺瑯用鋼板、琺瑯、楓 |
使用区分 | オーブン×、電子レンジ×、食洗機× ご使用後は水気を拭き取り、よく乾燥させてください。 |
対応熱源 | 直火、IH |
原産国 | 日本 |
プロキッチンスタッフより
ご購入前にお読みください
kaicoについて
しなやかな光沢を放つ真っ白な「繭」、古き良き時代を思い起こさせる「懐古」、このような言葉を由来にもつkaico(カイコ)シリーズは、開発当時のテーマが「国産製造」であることと「白と天然木」。良質で新しいカタチのホーロー製品を作りたいとデザイナー、メーカー、工場の3者でチームを組み一体となることで、必然的で潔い形のkaicoが完成しました。強いこだわりは製品を使ったときにダイレクトに伝わってきます。計算され尽くされたハンドルの太さや傾斜は鍋を持ったときの安心感に、熟練した職人さんの技術から生まれる水キレの良さは感動を覚えるほど。ナチュラルな雰囲気の裏側には使い手を満足させる確かな機能性が詰まっています。kaicoシリーズはすみだモダンに認定、2006年にはグッドデザイン賞を受賞しています。
ケトルについて
極上の一杯を淹れるために試行錯誤を繰り返し完成したドリップケトル。どなたが使っても湯量のコントロールがしやすく、雫のようにスーッと流れるようにお湯を注ぐことができます。はじめの一滴から一気にお湯が出ることがなく傾ける角度によって細くも、太くも注ぐことができ、フタが落ちない構造になっているためリラックスしながらドリップが可能。普段づかいのケトルとお揃いで使いたくなる可愛らしいデザインにも注目です。
気分はバリスタチャンピオン!
kaicoをお取り扱いする際、墨田区にある工場を見学させて頂きました。工業デザイナーの小泉誠さんと意見を出し合い、知人のバリスタの意見を聞き、何百という型を作り直して完成したのが、こちらのドリップケトル。湯量に関係なく同じ傾きで注げるってどういうこと!?と根っからの文系の私には理解不能なのですが、ケトルの中の小人さんが湯量を調節してくれていると言ってもらった方が納得できるかも。バリスタチャンピオンを何度も誕生させているkaicoのケトル。珈琲時間が楽しくなるケトルです。
中島
コーヒーが美味しくなるケトル
これまで使っていたポットでコーヒーにお湯を注ぐときに比べると、水量が一定して出るのでとても入れやすくて、いままでは緊張して入れていたのだなーと思いました。水切れもとても良くって気持ち良い。ほんとうに楽々注げて、コーヒーを入れる技術が上がったような気がして楽しいですよ。
石田