副千製陶所　渕地紋　そば猪口

そば猪口に麺つゆを入れてお蕎麦やそうめんをするする・・・そんな使い方をイメージされる方が少なくないと思いますが、そば猪口は用途を限定しない「小さな器」として自由な発想で使うのが断然楽しいです。

副千製陶所のそば猪口は手のひらにすっぽり収まるやや小さめサイズで、すっと伸びた直線的なラインが特徴的。麺類を食べるときは頬張るほどの量ではなく、口に入れて数回噛んで食べるくらいの量・・・と言ったら伝わりますでしょうか。この小ぶりの大きさとカタチはまさに万能選手で何にでも使えます。カップや湯のみとして使うときは朝食用のスープを注いだり、日本茶を入れて休憩タイムの相棒に。作り置きのお惣菜を盛り付けるのにもいい仕事をしてくれますよ。甘いものが恋しくなったら黒蜜をとろりとかけたあんみつやわらび餅を入れても風情のあるコーディネートが生まれます。そして忘れてはいけない定番メニュー、茶碗蒸しもお任せください。

淡い青色で描かれている手書きの文様は伝統柄をアレンジしたもので、シンプルで落ち着いた雰囲気をまとっています。そして、全体の印象をキュッと締めている口元の縁取りに塗られた赤みを帯びた茶色。手書きゆえの色の濃淡やにじみに親しみを感じます。揃いで使える豆皿と合わせても纏っている雰囲気が楚々としているため、ガチャガチャせず上品にお使いいただけます。しまう暇がないほどだとは思いますが、スタッキングが可能ですので使った後は重ねて食器棚へ。豆皿を集めるのが楽しいように、色柄が豊富で用途が広いそば猪口はコレクションをしている方も多いアイテム。ぜひ、お気に入りに加えてください。